タイ・バンコクから見た東京オリンピック!RKB海外戦略特派員の現地レポート

タイ・バンコクから見た東京オリンピック!RKB海外戦略特派員の現地レポート

連日熱戦が繰り広げられた東京オリンピック。コロナ禍の開催ということで、賛否両論ある中での開催となりましたが、海外ではどのように受け止められていたのでしょうか。
今回は、タイ・バンコクの特派員が、オリンピック期間中の現地の様子をお伝えします。

首都・バンコクでは、新型コロナウィルスの感染拡急大により、7月中旬から規制が強化され、テレワークの徹底などが呼びかけられました。バンコク中心部のオフィスエリアでは、通常であればスーツ姿の人々で込み合いますが、人影はまばら。激しい渋滞が常態化していた道路も、交通量は減少しています。

(7月29日タダイマにて放送)

このような状況で、タイの街は、東京オリンピックで大きく盛り上がっている、とは言えない状況でしたが、テコンドー女子49キロ級でタイ代表のパニパック選手が見事金メダルを獲得。
盛り上がりに欠けていたオリンピックですが、やはり自国の選手が金メダルを取ると少し空気が変わったようで、パニパック選手がタイに帰国した際には、多くのメディアが空港に詰めかけ、その様子を伝えました。
バンコクポストでは、金メダルを獲得した翌日付の朝刊一面で、パニパック選手が笑顔で国旗を掲げる様子を報じていました。

(バンコクポストHPより)

日本では批判的な意見も目立つ開会式の演出でしたが、実はタイでは非常に好評で、SNSなどでは「クリエイティブな演出はさすが日本だ!」、「大好きだ! 記憶に残った」といった好意的な意見がほとんどでした。
無観客など多くの制限がある中で開催を決断したことに対しては、「だれもいないスタンドを見ていると涙が溢れてきた」と同情する声、「日本頑張れ!」と応援する声が多く、我々日本人からすると、タイの人々の優しさ、日本への好意が感じられる反応が見られました。

ただ、外出規制が続く中であり、パブリックビューイングなどが行われることはありませんでした。
現在の新型コロナウィルスの感染拡大状況は非常に深刻で、タイの人口は日本の半分程ですが、8月に入り新規感染者数が2万人を超える日も出ています。1日当たりの死者数も200人を超え、いずれも過去最多を更新し続けており、医療体制は崩壊の危機を迎えています。
加えて、ワクチン供給の遅れもあって、タイ政府の感染対策への不満が爆発、連日、抗議デモが行われる事態となっています。

(7月29日タダイマにて放送)

タイだけではなく東南アジア全体が直面していて、クーデター後の混乱が続くミャンマーでは、医療用酸素が不足し、順番待ちの空のボンベが路上にあふれる事態になっています。
7月末には1日の死者が過去最多の432人と発表されていますが、軍事政権下で、検査機関が機能していない部分も多く、実際の死者数は発表よりもはるかに多いとの見方もあります。

オリンピックでの選手の活躍で勇気づけられる人がいる一方で、そんな余裕もないほどに生活が追い詰められている人々もいます。 それは日本でも同じかもしれませんが、東南アジアでは、そのような格差がより深刻な形で浮き彫りになっている、そんなことも感じるオリンピックとなりました。

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