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「ギャラの金額言わずに仕事依頼するのやめて」フリータレントの本音にスタッフも共感

何の用件か言わずにスケジュールが空いているかどうかを尋ねてくる人に物申す!RKBラジオのトーク番組『Toi toi toi』水曜レギュラーの山口玲香が生放送中にこう切り出した。「空いていても、断りたい用件だったときに別の理由を用意しなければならなくなる」という話なのだが、やがてそれが「そもそも仕事を依頼するときに、ギャラの提示が先でしょう」とフリータレントならではの本音も飛び出した。これには、ほとんどがフリーランスのスタッフたちも思わず声を出して頷き、リスナーから共感するというコメントも寄せられた。

山口玲香(以下、山口):仕事でもプライベートでも「この日にこういう出来事があるから、この日空いてますか?」って連絡くれればいいんですけど。電話でいきなり「この日空いてる?」って言われるのが嫌なんです。用件を伝えずに、まずスケジュールを確認する。そうなると、空いてるかどうかを答えないといけなくなるじゃないですか。

宮脇憲一(以下、宮脇):もしかしたらとてつもなく大きな仕事があるとか、大好きな人と一緒に食事に行けるとか、プラスのこともあれば「ちょっとNGしたいな」っていうことも待っているおそれがあるわけですね。

山口:そう。「空いていますよ」って言ったあとで、それが嫌なお誘いだったとするじゃないですか。好きじゃない人とのお食事会とかね(笑)。でももう断れなくなる。あるいは、どうしても嫌で行きたくなかったら、別の理由を後からくっつけてお断りしないといけなくなるじゃないですか。

宮脇:これね、聞く方も分かってますよ。例えば、お仕事を一緒にしたいなあ、とか、飲み会に来てほしい。でも断られるかもしれない。だとしたら、ミステリアスな感じで、まずはスケジュールだけ聞いちゃおうみたいな。

山口:確信犯?それは悪い奴(笑)でもこういうことって、よくありますよね。スケジュールもそうだし、お仕事のギャラの話もそうなんですよ。「先に提示して」って。そうでしょう?

宮脇:ちょっと待って。ここにいるスタッフ全員が今、すごい勢いでうなずき出した。一番若い子も「それはそうだよね」って言ってる。

山口:やっぱり仕事なんだから「こういう内容です、予算いくらです、やってもらえますか?」って聞くべきでしょう。なのに「こういう仕事なんだけどやってもらえますか?」って聞いてきて「いいですよ」って言った後に、なんならその現場が終わった後に「いくらで請求してください」とか言われるんです。ダメでしょ、それ。

宮脇:会社員の立場で言うと「いきなりお金の話は不躾かな?」って思ったんですけど。

山口:逆逆!お金の話をしない方が失礼だから!
宮脇:すごいここのスタッフ、私以外の全員が「違う、違う!」って言って。いつからこんなに仲良くなったの、私以外(笑)

山口:たとえば家で水のトラブルが起きたとします。そのとき業者さんに来てもらわないといけないときに、先に必ず見積もり出してもらうじゃないですか。「A社さんに頼んだけど、ちょっと高いな。B社にも見積もり取ってみよう」とか、内容と金額で決めるでしょ?スーパーで買い物するときも、いろんなメーカーさんから同じような商品が出ているけど、内容と価格を検討して「これにしよう」って選ぶじゃないですか。仕事も一緒だと思うんですよ。

宮脇:そこにはちょっと甘えがあるのかもしれませんし「この金額だったらちょっと…」って断られることも考えて、気後れもあるのかもしれませんね。

山口:でも「気後れするくらいなら仕事頼まないでよ」って思っちゃうよね。

フリーランスに仕事を発注する側は肝に銘じた方がよさそうだ。
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