プロご用達！包むだけでおいしくなるシート - まいにち家事ラク/タダイマ！

2021/12/03 12:55

包むだけで美味しくなるシート「ピチット」。簡単に言えば余分な水分を取ってくれて食材が美味しくなるという”脱水シート”なんですが、これがプロの料理人たち御用達というすごいシートなんです。

まずはお魚で試してみました。魚の下処理で塩を振って臭みを取ったりしますが、このシートにピチッと包むだけで仕上がりの味が全然変わってくるのだとか⁉鮮度抜群のお刺身をピチットに包んで冷蔵庫に1時間置いてどう美味しくなるのか検証です。シートが魚の水分を吸ってくれて、包んでいなかったものと比べるとキュッとしまった感じに見えますね～。違いは歴然！水分は取れていますが、サーモンの程よくのった脂は残っていておいしくなっていました！

いったいなぜなのでしょうか？ピチットの中に入っているのは水あめ成分と、吸い取った水を吸収する海草成分(糊料)。これをはさむシートには目に見えない小～さな穴が開いていてここに食材が触れると、旨味は通さずに水分と臭みだけを通すのだとか。余分な水分と臭みが抜けて旨味は食材に残ったまま凝縮される、ということなんです。

そこで、こんな実験をしてみました。ピチットを牛乳につけて２時間後。シートが水分を吸収しています。その水分は牛乳につけたのに透明です。ということは、水分だけを吸収した、ということ。周りについた牛乳を軽く落とすと、脂肪分などの分子が大きいものはものは吸収せずに、分子が小さな水分だけを吸収しているのがわかりますよね。

お肉にもお魚にも使えるピチット。イカの天ぷらは水分が残っているとはねるのですが、ピチットに２時間くらい包んで、水分をとってから揚げると全くではないけれど、ほとんどはねずにイカの天ぷらを作ることができました～。水分が吸い取られているのでカラッと揚がっていて、イカそのものの旨味が凝縮された感じです。

また、開いた魚をピチットに包んで一晩冷蔵庫に入れておけば、おうちで簡単に魚の一夜干しだってできちゃうんですよ～。塩は、ほんとに軽く振っただけですが、密着してしっかり染み込むので減塩でしっかり味もついています。魚の生臭みと余分な水分はピチットの中に溜まっています。このピチッとは、釣り人たちの間で人気の商品だったそうで、

釣具屋さんで販売されていたものなんたそうです。自家製のアジの干物、綺麗にできましたよ～！塩分は抜けていないので魚のうまみはそのままにふっくら美味しい干物に仕上がっています。