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【観光産業を飛躍させるサウナ旅!】通称『サ旅』JALにJR九州もこの『サ旅』に参入!で盛り上がる佐賀・富士町

テレビ

”ととのう”とはサウナでの専門用語。サウナのあと、水風呂に入り、休憩をする…これを3回ほど繰り返すことで訪れる”快感”の状態のことを言います。「totonoimap」では温泉大国九州の魅力ある様々なサウナを紹介していきます。

同行いただくのは、WEBマガジン「九州とサウナ」プロデューサーの金沢昂紀さん。サウナが好きすぎてロシアからサウナの木材キット輸入し、家にサウナを作ってしまったという強者なんです。大手旅行会社でサラリーマンを務める傍ら、サウナ愛が前に出過ぎてWEBマガジン「九州とサウナ」をプロデュース。サウナイベントなども開催しています。

今回のテーマは観光産業を飛躍させている「サウナ旅」(通称:サ旅)。日本航空(JAL)は往復航空券と各地のサウナを自由に組み合わせるオリジナルのサ旅ツアーを提供。JR九州は列車で巡るサウナ旅を提案するなど「サ旅」は注目を集めています。福岡市内から1時間ほどで行くことの出来る佐賀市富士町のサ旅を提案します。

佐賀市富士町

南は天山、北は背振山からの水資源が豊かで上質な水が流れ込んでいる佐賀市富士町。富士町の水がどれだけ良いかを感じるため、サウナの前に「株式会社アグリ」のビニールハウスを訪れました。こちらでは燻炭の中に水を通して、その水を吸い上げて作る水耕栽培が行われています。水にこだわって作られているのは水耕野菜「プッチーナ」。「プッチーナ」は南アフリカ原産のサボテンと同じ多肉植物で、フランス語で“かわいい”を意味する「プチ」と“野菜”を表す「菜」が合わさって名付けられたんだとか。表面のキラキラとした水滴のような粒は「ブラッダー細胞」と言い、ここにミネラルを蓄えているのだそう。栄養価も非常に高く、中性脂肪の増加を抑えるミオイノシトールや血糖値を下げるビニトールなど機能成分が含まれていて、生活習慣病の予防などに期待されている野菜です。
プッチーナ自体は塩味が感じられ、カリウムが含まれていることからスイカのような味がするとのこと。燻炭の中にも塩が入っているため塩味がしますが、高血圧の人でも食べることができます。
オススメの食べ方は「天ぷら」。他にもおいしい食べ方は「しゃぶしゃぶ」や「チョコがけ」ということで振る舞っていただきました。「プッチーナのしゃぶしゃぶ」はしゃぶしゃぶしたプッチーナをごまドレッシングに付けていただきます。しゃぶしゃぶすることで豚肉のような柔らかさになって旨みが増します。「プッチーナのチョコがけ」は塩味と甘みが意外にマッチしたレシピ。チョコレートをかけたポテトチップスと同じ味がするんです。

 

・プッチーナ(ミネラル菜) 1パック298円

杉乃家

続いて訪れたのは、福岡市内から車で1時間の場所にある「杉乃家」。古湯温泉街を一望できる高台に建つ眺望抜群の旅館です。離れの客室は1泊2食で約2万円から利用可能。3月にはペットと泊まれる客室を新設しました。
温泉はpH9.32のアルカリ性単純泉で、とろみがあり肌触りも柔らかいのが特徴。比較的ぬるめのお湯なので長く入ることができます。
こちらの女性大浴場に3月に新設されたのが五角形の「サムライサウナ」。木材アドバイザーや一級建築士、プロサウナーといった日本人のプロフェッショナル集団が“ニッポンのやすらぎ”をテーマに手がけたメイドインジャパンのサウナです。外にせり出す作りになっていて、サウナ内からはパノラマビューを楽しめます。ベンチは高低差があり、下段約80℃・上段約90℃と自分に合った温度を選ぶことができます。またストーブではセルフロウリュが可能。取材日は「ほうじ茶ロウリュ」を体験し、香りを堪能しました。女性サウナでは女性用ポンチョとサウナハットを無料でレンタルできます。
男性大浴場のサウナは国産杉を使用した「ONE SAUNA(バレルサウナ)」。コンパクトなサイズなので巡りが早くすぐに温まるのはもちろん、ゆっくりと落ち着けるサウナに仕上がっています。サウナ室内は全面ガラス張りとなっていて、浮いているような感覚を味わえるんだとか。サウナ内からは富士町を一望でき、3月20日以降見頃予定の桜の時期には「花見サウナ」、5月から6月にかけては蛍を楽しむことができます。
しっかりと温まった後は富士町の天然地下水を利用した「樽水風呂」へ。キンキンに冷えた極上の地下水で体を一気に冷やします。その後は景色を見ながらインフィニティチェアで体を休めてととのい完了です。
杉乃家のサウナは、宿泊者はもちろん、日帰りや貸し切りでも利用可能。貸し切りの場合は男性浴場か女性浴場を選択できます。

杉乃家では3月25日からサ飯も登場。体の中までととのってもらうため作られた「ベジタリアンランチ」は佐賀県産の野菜を使用し、カレーに入っているお肉も大豆ミートを使っています。要予約となっているので、召し上がる際にはご予約を忘れずに・・・

 

・離れ(1泊2食) 1名2万350円~
※2名1部屋利用時

・ペットと泊まれる客室(1泊2食)※4月中旬から 1名3万3,000円
※2名1室利用時

・サムライサウナ※宿泊者は無料
立ち寄り湯 大人1,500円
※午後1時~午後4時 最終受け付け午後3時
サウナ貸し切り 2時間1万1,000円
※男湯女湯選択制 午前10時~午後0時30分

・ベジタリアンランチ 2,200円(3月25日からスタート※要予約)

〇杉乃家/電話番号:(0952)58-2216

オーボーデュラック

サウナの後はサ飯ということで、やってきたのは「オーボーデュラック」。北山湖を一望できる場所に2020年に誕生した、1,000円台からランチが楽しめるフランス料理店です。オーナーシェフの徳山研一さんはフランスで修業した後、ハウステンボスなどで腕を磨き「オーボーデュラック」をオープンしました。
「贅沢ランチ」は全5品の佐賀を感じるコースとなっており、富士町辺りで採れた野菜やキノコが使用されています。前菜にはアスパラのキッシュにみつせ鶏ハム、自家製テリーヌにサラダが付いています。芽キャベツとケールの交配によって作られた「プチヴェール」は、下茹でした後にガーリックバターで味付け。シャキシャキ感を残しながら食べやすいように柔らかく仕上げています。
メインは旨みが特徴の佐賀・太良町産「金星佐賀豚」を使用し、富士町の椎茸やキノコ、ネギ、マスタードを合わせたオリジナルクリームソースをかけたもの。塩加減が丁度よく、柔らかいお肉の香ばしさとソースが相まった逸品となっています。
金沢さんが注文した「シェフの特製カレー」は日替わりで提供しています。取材の日は「有田鶏のトマト煮込みカレー」をいただきました。トマトベースの爽やかなカレーで、ライスには基本の分つき米にもち米とゴボウを入れています。食物繊維が取れる根菜類はカレーとの相性抜群です。

 

・贅沢ランチ(ドリンク付き) 3,300円※仕入れにより内容変更あり
・有田鶏のトマト煮込みカレー 1,650円※カレーは日替わり

〇オーボーデュラック/電話番号:090-8228-9676

温泉大国九州の魅力ある様々なサウナを紹介『totonoimap(ととのいマップ)』

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