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繰り返される“浸水被害”に住民が自治体を提訴「長年、対策を怠った」と主張し5億5000万円を請求

3年前の豪雨で甚大な被害を受けた福岡県大牟田市の市民など70人が5日、市に5億5000万円あまりの損害賠償を求める訴えを起こしました。「ポンプ場の排水能力が不十分で、長年対策を怠った」などと主張しています。


◆約800世帯が浸水し2人が死亡した
福岡地裁大牟田支部に訴えを起こしたのは、2020年7月の豪雨で約800世帯が浸水し2人が死亡した大牟田市の三川地区に住む市民など70人です。原告側は「以前から大雨の際に浸水被害が起きていて対策を講じるよう市に求めていたにもかかわらず三川ポンプ場の排水能力は不十分で長年対策を怠った」などとして大牟田市に計5億5000万円あまりの支払いを求めています



◆募る不安「また起こるかもしれない」
原告団・原口順至団長「また同じようなことが繰り返さ
れます。もしも雨が降ったら。今のポンプ場で大丈夫かも
半信半疑です。今だったらダメです。また起こるかもしれません。それを心配しています」

市民など70人からの提訴に対し大牟田市は「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。

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