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「背後に密輸組織の存在」裁判官が指摘 生理用のナプキンに金塊4キロを隠して入国しようとした女に有罪判決

金塊約4キロを生理用のナプキンの間に隠して密輸しようとしたとされる韓国国籍の女2人の初公判が28日、福岡地裁で開かれ、このうち一人に、執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。


◆韓国籍の女2人 起訴内容認める
起訴状などによりますと、韓国国籍のキム・プルン被告(28)とキム・ソミン被告(27)は今年1月、氏名不詳の第三者らと共謀し、金塊8個(計約4キロ・3760万円相当)を下着に隠して韓国から福岡空港に不正に持ち込み、消費税などの支払いを免れようとした関税法違反の罪に問われています。

28日に福岡地裁で開かれた初公判で、2人はいずれも起訴内容を認めました。


◆「アパレル店開業で借金」検察が主張
検察は冒頭陳述で、キム・プルン被告について「アパレル店を開業したが、数か月で閉店し、1000万ウォン(約112万円)の貯金が底をついた。その後、クレジットカード会社から2000万ウォン(約224万円)を借りて毎月90万ウォン(約10万円)の返済に迫られ経済的に困窮。親族から『無料で日本に行き金塊を運ぶだけで40万ウォン(約4万5000円)の報酬がもらえる』『友人を紹介すればさらに40万ウォンの報酬がもらえる』などと持ちかけられた」と主張しました。

キム・ソミン被告については「報酬欲しさに安易にキム・プルン被告の誘いに乗った」と主張しました。

28日の法廷でキム・ソミン被告は「(キム・プルン被告に)違法ではないのか聞いたら『違法ではないし、私が違法なことをさせるわけがない』と説得された。(受け取った金塊は)生理用ナプキンに包まれた状態で、そのナプキンを着用した」などと述べました。


◆1人に判決 懲役10か月執行猶予3年
キム・ソミン被告の裁判は即日結審し、田野井蔵人裁判官は「背後に密輸組織の存在がうかがえ、多くの人物が関わって役割分担し金塊を密輸しようとした。被告は実行役として犯行に不可欠な存在であり、報酬欲しさに関与した」などと述べ、懲役10か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

キム・プルン被告の裁判は、次回4月24日に行われる予定です。

※ウォンの円換算は28日のレート

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