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飲酒運転による事故で大学生の娘を亡くした父親 「娘の死を無駄にしない」

飲酒運転撲滅週間が始まるのを前に、飲酒運転事故で娘を亡くした遺族の講演会が福岡市内の警察署で開かれました。

「加害者をつくらない世の中に」


福岡市天神の中央警察署では、24年前に大学生の娘を飲酒運転事故で亡くした大庭茂彌さん(76)が、警察官など約100人を前に当時の心境や飲酒運転撲滅への思いを語りました。

大庭茂彌さん(76)
「加害者をつくらない世の中を作っていくようにしないと、娘の死が無駄になるのではないかと、考え方を変えました」
 

8月25日から「飲酒運転撲滅週間」


福岡県は、2006年8月25日に、海の中道大橋で幼い子供3人が亡くなった飲酒運転事故を受けて25日から1週間を「飲酒運転撲滅週間」と定めています。

福岡県内の飲酒運転100件増加


講演の後、警察官は街頭でチラシを配り、飲酒運転を見かけたら通報するよう呼びかけました。福岡県内の飲酒運転の検挙件数は、7月末時点で883件と前年の同じ時期と比べて100件増えています。

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