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行列店「シロヤ」にシャッターの“違和感”小倉の老舗パン店が47年目にして初の“大改装”1か月休業

JR小倉駅(福岡県北九州市)前にある名物パン店が23日から臨時休業しています。小倉の玄関口とも言える場所で長年、親しまれてきただけにシャッターが下りているのを見て驚く人もいます。

行列店にシャッターの“違和感”

小倉駅から商店街に入っていく通りはまさに小倉の玄関口。行き交う人が立ち止まって見つめるシャッターが下りた店はシロヤ小倉店です。

買い物客「休みなんか見たことないと思って心配」「いつも行列できていたので違和感」「買ってからまっすぐ帰ろうと思ったけど買えないから困るわな」

少し固めのソフトフランス生地に、甘い練乳がたっぷり入ったみんな大好きサニーパン。このサニーパンを生んだシロヤは、八幡西区の黒崎やJR博多駅など県内に6店舗あります。このうち、最も売り上げが多い小倉店。約半分はサニーパンの売り上げです。

改装後もノスタルジックな雰囲気は維持

小倉の名物パン店として、RKBの番組でもたびたび取り上げられました。このシロヤ小倉店がオープンから47年にして初めての大規模改装することになり、22日で一旦営業を終了、23日から臨時休業します。

今回の改装ではお客さんがパンを購入する際、店の中で待てるようなスペースを作ったり、新しいレジを設置したりします。ノスタルジックな雰囲気や店員が客の注文分のパンをケースから取り出す販売スタイルは継続する方針です。

シロヤ小倉店・戸塚将太店長「どんなお客様にもまるでおうちに帰ったような、実家のような安心感、そういった雰囲気の店でありたいと思っています」

臨時休業の期間は約1か月。24日からはJR小倉駅の1階に特設売り場を設けて、人気のサニーパンを販売することになっています。

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この記事を書いたひと

浅上旺太郎

山口県出身。九州大学法学部卒。2015年入社。本社報道部、現在の情報番組部を経て2022年6月から北九州報道制作部。福岡県警・北九州市政などを担当。最も印象に残る取材は2017年7月の九州北部豪雨。