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自然と共存し大地の恵みを受け取る へちま専業農家「へちまや群生舎」(佐賀県武雄市)/手しごとのおと

手仕事にこだわる職人をご紹介する「手しごとのおと」。
今回は佐賀県武雄市にあるへちま専業農家「へちまや群生舎」を営む相良さんご家族の特別な手しごとの1日におじゃましました。

古くから「美人の水」と呼ばれ親しまれてきた、へちま水

「へちまや群生舎」は、へちまの専業農家でへちま水やへちまスポンジなどを作っています。
まじりっ気のない100%のへちま水は、肌や頭皮に塗るなど化粧水のように使用する人や、飲用する人もいるのだとか。
相良さんご家族は、夫明宏さん・妻良子さん・娘 衣咲(いさき)さんの3人家族。
肌荒れに悩む良子さんがへちま水を使って肌荒れが改善したことから、22年前にへちま栽培を開始。
20年以上前に耕作放棄地だった裏山の畑に農業初心者の2人がへちまを育てはじめました。
良い土を作るために枯葉を混ぜ、水を撒いたりはせず、ただただ雨や山の地下水などへちまが吸い上げる水のみを収穫します。

 

へちま水の収穫は9月からが最盛期。へちまは夏ごろから花と実をつけ、中秋の名月ごろに枝をきり、へちま水を収穫します。
一滴一滴を大切に収集し、1日に一升瓶一本貯まるか貯まらないか。月の満ち欠けに大きく左右されるへちま水の収穫は、ただひたすらと、切った茎から滴るへちま水が瓶に貯まるのを待ちます。
中秋の名月は相良さん一家にとって特別。特に満月の日は、たくさんのへちま水が取れます。
へちま水の収穫の最盛期でありながら、毎年家族でお月見棚を作り、月を見るのを楽しみにしています。

捨てるところのない植物 へちまの魅力

へちまは捨てるところのない植物で、花は食用、葉は乾燥してお茶に。
実も色々な料理で食べられますが、乾燥してスポンジとしても使用します。
へちまスポンジは大きく実ったへちまを水につけ、実が腐り繊維になるまで漬け込んで水洗いしてつくります。
体を洗うスポンジや、食器スポンジなどとして販売されています。

 

へちま水・へちまたわしどちらも作る際に「自然のリズムにまかせて」作ることがこだわり。

 

全て手作業自然の流れに身を任せたへちま栽培が軌道に乗ったのはここ最近。
それでもへちまを作り続けたのは・・・。
丁寧な手仕事の音にも注目してください。

 

次回の放送は12月12日(火)です。

放送:2023年10月24日(RKB毎日放送 ごご3時40分 タダイマ!内)
おことわり:掲載内容は放送当時のものです

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