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とにかく“ほめる”自動車学校~背景には少子化による教習生減少が…「ほめる指導」は事故防止に効果も

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自動車教習所というとどんな指導をイメージするでしょうか?「ミスをすると怒られて怖かった」、「厳しい指導で通うのが苦痛だった」そんな人も多いかもしれません。そんな中、福岡県にとにかく「ほめて伸ばす」方針を貫くユニークな教習所があります。

指導員は全員「ほめる達人」~生徒から大好評の指導


「今のはほぼ完璧でした。もうワンランク上を目指しましょう。」指導員の優しい言葉に、ハンドルを握る生徒も笑顔になります。福岡県大野城市にある「南福岡自動車学校」では、たとえ生徒が技能教習で失敗しても、良かったところを探してほめる。学科の問題で間違っても思考の過程をほめる。とにかく、ほめることを大切にしています。実技を終えた生徒たちから聞かれる感想も、「良かったよ、と言ってもらえてとてもうれしかった。」「教習所に行きたくないな、と思うことが少なくなる」など、高評価。こちらの自動車学校の「ほめる指導」へのこだわりは強く、指導員だけでなく社員全員が、ほめる達人検定「ほめ達」を取得しています。

「ほめる指導」を記者も体験~ミスの指導も“前向きな言葉”で


一体どれくらいほめてくれるのか、取材した田尻貴博記者が実際に教習車を運転して、指導を体験してみました。S字ランクを走行した記者の運転に対して指導員は―

指導員 小川翔大さん「いや素晴らしい、めちゃくちゃきれいにできてました。通行位置めちゃくちゃ良かったです。」

まずはとにかくほめる。その上で、若干スピードが改善の余地があるところを優しく指摘します。

指導員 小川さん「若干スピードが速かったかなと思いますので、もうちょっとブレーキの強弱ですね、ハンドル、手に集中すると足が上がってしまうのでですね、もうちょっと手と足に集中出来たら、さらにいまより上手くなりますね。レベルどんどん上げていきましょう」

ほめられてうかれてしまった田尻記者、一時停止の停止線をはみ出してしまいました。そんなミスも叱るのでは無く、前向きな言葉で励ますように指導します。

指導員 小川さん「はみ出してしまいましたね。多分これでもう印象に残ったと思いますので、次はばっちり停止できると思います。僕ばっちり止まってくれると信じてます」

ほめる指導は学科講習でも徹底されていて、クラクションを鳴らしてはいけないシーンで、「鳴らす」と間違った答えを選んでしまった生徒には、「危険を知らせないといけないと考える、素直で優しい人が間違ってしまう」といった言い方で、決して生徒の考えを否定すること無く、間違いを指摘していきます。こうすることで、講義を受ける生徒たちは間違いを恐れずに、安心して発言できるといいます。

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