”ととのう”とはサウナでの専門用語で、サウナ・水風呂・休憩を繰り返すことで訪れる”快感”の状態のこと。リポーター矢野ペペとサウナナビゲーターの金沢昂紀(WEBマガジン「九州とサウナ」プロデューサー)が九州の魅力ある様々なサウナを紹介する「totonoimap(ととのいマップ)」。今回は熊本県玉名で九州随一の景色と温泉とサウナを堪能できる癒やし旅です。
あの文豪も愛した⁉大パノラマサウナ
熊本県菊水インターから車で30分。玉名市を代表する複合レジャー施設「草枕温泉てんすい」。
まずは日帰り温泉に入りましょう。ここに来たら必ず露天風呂へ!!眼下には平野と有明海が広がっています。
ロケでは天気に恵まれなかった2人ですが、晴れた日には雲仙・普賢岳を望め、さらに夕焼けが絶景にプラスされ最強の露天風呂になるんです。
ここ「草枕温泉」という名前の由来は、文豪夏目漱石が、現在の「てんすい」付近の小天(おあま)温泉に訪れ、小説「草枕」の題材にしたところから、屋号に取り入れたのだそう。夏目漱石はこの美しい景色を「桃源郷」と呼んだのだとか。
他にも「草枕」をイメージした薬草風呂や昔ながらのガスストーブのサウナを完備。
さらに、敷地内にはキャンプ場も併設されており、週末になると多くのキャンパーがこぞって訪れる人気の施設なんです。
そんなキャンプエリアに、今年作られた新しいサウナ!サウナ好きの社長が作りました。
てんすいを運営するのは建設会社。「なんとなくやってみよう」から始まった社長のサウナ作り。そこからあっという間の2か月で完成。
玉名市の名産品みかんの色を施したその名も「草枕展望サウナ」!!
景色を楽しんでもらうために、じっくり入れる温度設定のサウナ室。地元の杉の木をふんだんに使い、柑橘系のアロマ水でロウリュも可能です。
しっかり温まった後は、玉名の地下水がお出迎え!通常だと水温18度ほどなのですが、この日は雨上がりもあってか体感温度は低く感じたようです。しかし、冬サウナのメリットは水風呂で冷えた身体がじんわ~りと暖かくなりポカポカすること。
みなさんも絶景と一緒にポカポカになる冬サウナ楽しんでみてはいかがですか?
〇草枕温泉 てんすい
熊本・玉名市天水町小天
(0968)82-4500
入浴料 | 大人(高校生以上) 600円 4歳~中学生 220円 |
草枕展望サウナ【要予約】 | 1時間1棟貸し切り 4000円 ※7名まで利用可能 |
SNSで話題沸騰!山奥に広がる癒しカフェ空間
「草枕温泉てんすい」から車で20分。みかん畑を望む高台にあるオシャレなお店「PIZZA AND CAFE Soil」でサウナ飯です。
実はここSNSで話題なんだとか。オシャレなインテリアは全て奥さんがセレクト。まるでおうちにおじゃましたようなアットホーム感でありながら、かわいい♡センスがすごい♡と話題を呼び週末になると予約が必須の人気店に!
もちろん、ピザも絶品!地元の野菜をふんだんに取り入れた身体に優しいピザです。
訪れる際は必ず予約がおすすめです!ぜひ癒しの空間を楽しんでみてください。
〇PIZZA AND CAFE Soil
熊本・玉東町上白木
(090)5486-2380
Instagram:@pizza.and.cafe.soil
田園風景を一望!貸切温泉サウナ
昨年オープンした大人気の施設「那古井館別邸 玉響(たまゆら)」。
なんと建物全てが家族風呂というプライベート温泉。家族でもゆったりと過ごすことのできるお部屋は全10室。全てデザインが異なりそれぞれ特徴のある空間が広がります。
人気は5つのお部屋に完備されたロウリュができる本格的プライベートサウナ。今回は特別なサウナ室を体験。その名も「七福神」!玉響オリジナルの「バレルサウナ」。
熊本・和水町産の1本の綾杉を製材し、丈夫な綾杉を円曲に繋ぎ合わせ納得のいく熱の流れを生み出しました。
窓からはのどかな田園風景。木葉山や金峰山、さらには九州新幹線が望めます。
サウナストーンは、阿蘇の要岩石を使用。90度の室内で行うロウリュは熊本産の新茶。
まさに熊本づくし!まるでお茶を体から飲んでいるような感覚に包まれます。
さぁ温まった後は・・・玉響自慢の水風呂へ!地下を流れる30度の温泉を冷却して水風呂に。美肌・クレンジング効果を期待できます。そして木漏れ日の元でととのうことができました!
さらに、冬サウナの締めは外気浴で少し冷えた身体を温める温泉!ゆっくり浸かって日ごろの疲れをいやしてください。
〇那古井館別邸 玉響
熊本・玉名市玉名
(0968)71-2615
温泉のみの家族風呂 1部屋 | 60分 2000円 90分 3000円 120分 4000円 180分 6000円 |
温泉&バレルサウナ付き家族風呂「七福神」 1部屋 | 60分 3500円 90分 5000円 120分 7000円 180分 9500円 |
放送:2023年11月30日(RKB毎日放送 ごご3時40分 タダイマ!内)
おことわり:掲載内容は放送当時のものです
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