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「オリジナリティ」が逆に強みになった 福祉事業所のアトリエからうまれたデザイン 海外に進出

12月3日は国連が定めた「国際障害者デー」 大手コンビニエンスストアの看板商品のデザインを手がけるなど、日本で活動する福祉事業所のメンバーが、活躍の場を海外に広げています。 彼らが描いたデザインが、初めて海を渡りました。

コンビニのトイレの壁に描かれたアート

 

佐賀県のJR基山駅近くにある大手コンビニ・ローソンの店舗。店内のトイレには、壁に絵を描く人たちの姿がありました。ペンキで動物や花の絵が描かれています。

「PICFA」のメンバー

 

筆を握るのは、地元の障害福祉サービス事業所「PICFA」のメンバーです。ローソンは、一部の店舗で「アートトイレ」を展開していて、今回、この店のトイレのデザインを「PICFA」に仕事として依頼したのです。

 

 

ローソンSDGs推進室 平石知子さん
「障害者の方たちの絵に魅了されたひとりなんですが、何とかしていろんな方に見ていただいて楽しんでいただいて知っていただけることができないかなと思ったのが始まりです」

「プロの仕事 できそうでできないデザイン」

 

ローソン基山駅前店は、「PICFA」のメンバーも普段から客としてよく訪れている店だといいます。

ローソン基山駅前店 小森美穂店長
「描いてるのを見てプロだなと思いました。顔つきだとかが普段と全然違いましたから。たくさんの人に見てほしいです。こんなに素晴らしい、誰でもできそうでできないすごいデザインで『見てー!』って感じです」

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