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中学の昼ご飯「選べたら楽しいね!」スマホ注文も登場 スクールランチは選択制 手作り弁当やパンの生徒も

弁当持参でもよし、パンを買ってよし、業者のランチ給食サービスもよし、中学校でのスクールランチは、そんな「選択制度」が好評です。
9月から、このランチ給食サービスの注文をスマートフォンからできるようになったのは、福岡県大野城市の公立中学校。県内では初めての取り組みですが、保護者にも生徒にも好評だということです。

1食250円の「ランチ給食」スマホで注文

サービスはベンチャー企業が開始

大野城市の大野東中学校です。給食の時間ですが、よく見るとお弁当の生徒もいれば、パンを食べている生徒もいます。実は、大野城市では2005年から中学校の給食に「選択制度」を導入しているんです。
選択肢のひとつに、1食250円でお弁当が届けられる「ランチ給食サービス」があります。9月からこのサービスがより使いやすくなりました。

RKB川内信江「大野城市の中学校では、スマートフォンで給食を注文できるサービスが始まりました」

大野城市教育部教育政策課 川口司寛さん
「朝、券売機に並んで食券を買われる方が多いんですけど、コロナ下ということもあって並ぶのに抵抗がある。保護者からはお金を生徒にお渡しするところはどうにか解決できないかと意見をいただきまして、今回のサービス導入にいたりました」

サービスはベンチャー企業が開始

サービスを提供しているのは、福岡市のベンチャー企業です。採算が合わないとして学校から食堂や購買部が相次いで撤退していくなか、子供たちのお昼ご飯の問題を解決したいと2021年、ランチ給食サービスを始めました。

ペコフリー 渡部聡太さん「共働きの家庭も増えていて、保護者の方からも『お弁当を作る時間が他のものに回せるので、すごく便利です』とうれしい声をいただいています」

利用方法は、簡単です。スマートフォンアプリ「LINE」で友だち登録をすれば利用が開始され、保護者が献立表を確認し、希望日を選んで注文すれば完了です。支払いも、クレジットカードやコンビニエンスストアで後払いができます。

お母さんのお弁当と「同じ温かみ」を

スマートフォンでの注文は、当日の朝8時30分まで受け付けているうえ、キャンセルした場合は返金にも応じるため、保護者にも好評です。

ほぼ毎日利用する牧知江さん「メニューも携帯の中に入っているので見られますし、頼んでいる日も頼んでいない日もカレンダーでわかるし、(食券を購入していた時は)やっぱり小銭がない日があったので、そういうのが解消されて便利です。1000円札とか大きいお札を持たせることもあったので、ちょっと不安でした」

サービスが始まって1か月、全体の約6割がスマートフォンからの注文になりました。温かいお昼ご飯を手軽に注文できるこのサービスは、新しい給食の形として定着していきそうです。
献立は、管理栄養士がバランスを考えて決めています。

はたなか 管理栄養士 花田一美さん)「肉や魚をメインにして、たんぱく質を卵、豆腐とかで補っていくんです。海藻類を積極的に取り入れて、吸収をよくします。野菜も積極的に取り入れていって、お母さんのお弁当と同じように“お弁当の温かみ”を詰め込みながら献立をたてています」

また、学校には、保温カートで運ばれてくるため、温かい状態で食べることができます。

 
2年生 平山雄大さん「おいしいです。(いいところは)温かいところです」
2年生 井くるみさん「毎日違うメニューだし、好き嫌いがあってもおいしく食べられる。パンとかよりも、部活が頑張れます」

保護者からも好評 6割がスマホで注文

スマートフォンでの注文は、当日の朝8時30分まで受け付けているうえ、キャンセルした場合は返金にも応じるため、保護者にも好評です。

 

ほぼ毎日利用する牧知江さん「メニューも携帯の中に入っているので見られますし、頼んでいる日も頼んでいない日もカレンダーでわかるし、(食券を購入していた時は)やっぱり小銭がない日があったので、そういうのが解消されて便利です。1000円札とか大きいお札を持たせることもあったので、ちょっと不安でした」

 

サービスが始まって1か月、全体の約6割がスマートフォンからの注文になりました。温かいお昼ご飯を手軽に注文できるこのサービスは、新しい給食の形として定着していきそうです。

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