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マスク生活で肌荒れ…専門医に聞いた意外な原因と対処法【新型コロナウィルス】

新型コロナが流行し、マスク生活も3年目。毎日マスクをしていると肌に様々なトラブルが現れますが、皆さんは「マスクトラブル」大丈夫でしょうか?
今回は、津田クリニック美容皮膚科医で30年前から自らの肌のコンプレックスを改善する為にスキンケアの開発に取り組む津田摂子先生をお迎えして「マスクトラブル」の原因と対処法を教えていただきました。
街頭インタビューでも「マスクトラブル」を抱えている人が・・・“頬が赤くなる”“ニキビができる”“発疹ができる”“顔の皮がむける”など様々。

その原因のひとつとなるのがマスク内の蒸れによる“マスクふやけ”。マスクをしているとマスク内は潤っていて乾燥していないと考えがちですが、実はそのマスク内は“息の水分”と“汗の水分”で蒸れていて、その“蒸れ”こそが肌トラブルの原因なんです。

通常マスクを着けていない正常な肌は、肌全体が水分に満ちてふっくらとし、隙間のない密な構造になっています。その肌に刺激物質が加わっても肌荒れが起きにくい状態なのです。しかし、マスクを長く着け続けると内部が蒸れて細胞がふやけてバリア機能が低下し、肌細胞が不規則な状態に・・・すると水分が減り刺激物質も侵入しやすくなり、更にかゆみを感じる神経も伸びてムズムズやかゆみを引き起こしているのです。

またこの「マスクトラブル」を対処しようと様々な薬などを肌につけがちですが、逆に肌荒れを悪化させてしまっていると津田先生は話します。こういう時こそお手入れは“シンプル”なのが大切なんだとか。
そこで肌のバリア機能が大幅に改善するという「リセットケア」について教えていただきました。
肌トラブルが起きた時には“回復”と“予防”を兼ねしっかりと治す事が大切!「リセットケア」は“洗顔”“バリア保湿”“バリア保護”の3つのステップで行うことができるのだそうです。この「リセットケア」では刺激の少ない物を選び、なるべく肌に負担が少ないものを使います。

ステップ①“洗顔”・・・洗顔ではキシキシとなるまで洗いすぎないこと。洗いすぎてしまうとうるおい成分まで落としてしまうのだとか。洗顔料は優しく伸ばして決してこすらないこと、ギュッと肌を引っ張ることなくなめらかに滑らせるのがポイントです。洗顔後はぬるま湯で10回程度洗い、最後は顔の回りの残った部分を優しく洗い流します。

ステップ②“バリア保湿”・・・化粧水と乳液と美容液と・・・と何種類も肌に塗りがちですが、「リセットケア」では化粧水、乳液を省き水分と油分を一度に補給できる低刺激の保湿クリームを使います。洗顔と同じく顔の数か所に付け、優しく伸ばしていきます。
ステップ③“バリア保護”・・・保湿した肌に蓋をするというバリア保護には“バーム”を使用します。“バーム”とは主に美容オイルで構成された、水分を含まずオイルが固形化された化粧品です。

「リセットケア」ではステップ①の“洗顔”とステップ②の“バリア保湿”をするだけでも、“肌ふやけ”でバリア機能が失われた肌は変わってくるんだとか。手洗いやうがいと同じように外から帰ってきたら軽く洗顔し保湿をする習慣を、そして肌も心も元気になるようなスキンケアを覚えてマスク生活を乗り越えてもらいたいと津田先生は話します。

皆さんもぜひ今日から「リセットケア」をはじめてみませんか?

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