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佐々木朗希投手の苦笑に球審が詰め寄った あの件について

毎週水曜の午後5時すぎは、福岡市無形民俗文化財の博多にわかを学びながら、世相を斬るこのコーナー「よなおしにわか倶楽部」
今週は、下田文代が作ります。

今週のお題は「佐々木投手の苦笑に球審詰め寄る」

下田文代のにわかです。

「ロッテの佐々木明希投手が際どかボール判定に対して苦笑したら、球審が詰め寄ってきたげな。ちょっとした投手の表情の変化に詰め寄るやら大人げなか行為たい」
「それがベテランの球審やけん、若い投手の行いば教育しようという考えがあったとやないとね」
「何ば言いようとね。キャリアが長い人の方が先輩風ば吹かせて根性論やら精神論ば振りかざして、返って今のスポーツ界には邪魔やないとね。
球審があげな行為ばしたらボールの判定が信頼でけんて皆に言い回りとうなる。
あげな態度を取るベテランは退陣して、研修ば受けて審判になったばっかりの若っか人と交代したらどうかいな」
「なして、そげん思うとね?」
「そらぁあの時の球審なら、新人がよか(信じんがよか)」

指南してくれるのは、いつもの博多にわか振興会相談役 志岐らん梅さんです。

採点 風刺:3/4 構成:2/3 オチ:3/3  計8/10

講評です。
「若い投手の行いば教育しよう」という思いやりの別の意見も取り入れられています。
本質は白井球審の投手に対するリスペクトのなさという考え方が話の軸になっています。
話にぶれがなく、聞きやすかったです。
オチは「新人」という名詞と「信じん」という動詞の組み合わせで高度になっています。
放送では構成の採点を3/3と言ってしましい、下田さん、大変申し訳ありませんでした。
「白井審判は自分の判定に自信がないから、ああなるのです。
私は判定に自信があるのでそのようなことはありません」と申しましたが、それは空しい言葉となってしまいました。


志岐らん梅さんのお手本にわかです。

ロッテの佐々木朗希投手がオリックスの安達選手ぃ2ストライクから投げたボールがストライクぃならんかったけん、佐々木投手が苦笑いしとる。
球審の白井さんがマウンドまで駆け寄って、ばかぃしたろうがて言うて文句ば言いなった。
そんくらいのことで、腹かかんでよかとたい。
ばって、佐々木投手、ああたにも聞きたかとばって、白井球審があげん腹かくぐらいやけん、常日頃、審判に対して感謝の気持ちの足りんとじゃなかとな?」
「そげなことぁござっせん。あの時も続けて2ストライクやったけん、次もストライクやったら、感謝の言葉ば送ろうと思いよりました」
「何て言うつもりやったとな?」
「ノーボール2ストライクのあとの球数(たまかず)のことじゃけん、サンキュー(3球)て」

来週は、どんなにわかができますでしょうか。仲谷一志が挑戦します。

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