目次
手越くんと九州のサウナめぐりへ!
サウナを案内してくれるのは、大手旅行会社でサラリーマンとして働くプロサウナー金沢昂紀さん。サウナ愛が高じて自宅にサウナを設置したほか、Webマガジン「九州とサウナ」をプロデュースしています。
『稲積水中鍾乳洞』鍾乳洞は潜るもの?! 日本最大級の水中鍾乳洞へ
最初に向かったのは大分・豊後高田市三重町にある「稲積水中鍾乳洞」。移動中、「鍾乳洞は潜るもの」と断言する矢野ぺぺに、「どういうこと?!」と手越くんも驚きを隠せない様子。さて、いったいどんな光景が待ち受けるのか……?
「稲積水中鍾乳洞」は、およそ3億年前に形成され、30万年前の阿蘇火山大噴火で現在の形になったとされる日本最大級の水中鍾乳洞。
竹藪を進む3人の前に現れたのは「テントサウナ」。テントサウナは初体験という手越くんを先頭に、さっそくサウナの中へ進みます。
コンパクトな室内ですが、ここでは熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」も体験可能です。天上のほうへ手を伸ばすと「熱っ!」と驚く手越くん。全身で蒸気を浴びて発汗を促します。
大きなうちわを取り出したのは、支配人・青松善輔さん。そのうちわを仰ぐと、さらに体感温度が上昇して、「熱っ!」「熱っ!」と悶絶する手越くん&ぺぺ!
そして、全身がしっかりと温まったところで鍾乳洞内へ移動。
「ここ? うそでしょ?!」とひるむ手越くんですが、間髪入れずに水中へ導かれてこの表情(笑)。
「冷たい!」と絶叫する手越くんを横目に、プロサウナーの金沢さんは「16度、最適温ですね」と落ち着いた様子です。
水から上がり、至福の整いタイムに突入した3人。身体が浮いているような感覚に陥る「ゼログラビティ状態」になった手越くんも「この感覚を体験したくなるの、わかるわ!」と、サウナの魅力を存分に体感できたようでした。
■稲積水中鍾乳洞 0974-26-2468
料金 1名4,000円(2時間・受付は2名から)
『御湯神指しベストパワーランド』炎の中で汗だくになる“たき火サウナ”

次に紹介するのは、長崎・諫早市飯盛町にある「御湯神指しベストパワーランド」。サウナ愛にあふれる元AKB48の大家志津香と元HKT48の森保まどかが現地へ向かいます。
元HKT48の森保は、サウナとスパ健康アドバザーの資格を所有するほどのサウナ好き。そんな2人が今回紹介するのは、全国からファンが集まるという隠れた人気スポットです。
中に入って間もなく「ちょっと待って」「えっ!」と驚愕の表情を見せる大家&森保。
その先にあるのは、なんとたき火。「この麻袋を被って中に入ります」と代表の中島恵美子さん。麻袋を被るのは、飛んでくる火の粉をよけるためだとか。
カメラを持って中に入り、熱さに耐えながら体を張ってリポートする2人! その映像からも熱気が伝わってきます。
韓国古来のサウナをヒントに開発したこのドーム型サウナは、特許を取得したオリジナルのサウナ。壁には遠赤外線を増幅させるというモンゴル原産の麦飯石(ばくはんせき)、薪には燃えやすい松の木を使用し、釜の中をおよそ140度に熱しています。
10分後、汗びっしょりで釜の外に出た大家&森保。
森保「未知の体験でした」
大家「見た目の何倍も気持ちよかったかも。すっごい気持ちよかった!」
森保「デトックスって感じ!」
このサウナの特徴は、体を温めて冷やさないこと。水風呂には入らずサウナと休憩を3セット繰り返し、火の余韻を感じながら体を整えるのがポイントです。仕上げにはお風呂に入り、さらに体を温めます。
■御湯神指しベストパワーランド 0957-49-1616
サウナコース 2800円
サウナシュラン3年連続1位の名所!『御船山楽園ホテルらかんの湯』
続いて向かったのは、佐賀県武雄市にある御船山楽園ホテル。ここにはなんと、全国のサウナ―が選ぶ「サウナシュラン」で3年連続グランプリを獲得したサウナがあるんです。しかも、ちがうサウナで3年連続の受賞という快挙!
2019年にグランプリに輝いたのがこちら。佐賀・嬉野産のお茶を特別に焙煎し、ほうじ茶のロウリュが楽しめます。
2020年にグランプリを受賞したのは、天井の穴からは自然光が降り注ぐ真っ白なサウナ。「かまくらの中みたいなのに、熱いのは不思議!」と2人。
中では御船山の森の環境音が流れ、リラックスした雰囲気。また、キューゲルというアロマアイスボールが用意され、香りと音を楽しみながら湿度を上げて発汗を促します。
2020年にグランプリを受賞したのは、天井の穴からは自然光が降り注ぐ真っ白なサウナ。「かまくらの中みたいなのに、熱いのは不思議!」と2人。
中では御船山の森の環境音が流れ、リラックスした雰囲気。また、キューゲルというアロマアイスボールが用意され、香りと音を楽しみながら湿度を上げて発汗を促します。
サウナの後は水風呂へ。「美人の湯」として知られる武雄温泉の源泉を冷やして使用しています。
そして、2021年のグランプリに輝いた「薪ストーブサウナ」へ。
「自然の熱さ」と大家が感じたのは、地元の素材を使っているから。サウナストーンは御船山の石。薪は地元の間伐材、ロウリュの水にも武雄温泉の源泉を利用するので、天然の熱さと香りが漂います。
最後は無料で使える喫茶スペースへ。全国のサウナーに人気だというのも納得の、最高の整いスペースでした。
■御船山楽園ホテル 0954₋23₋3131
日帰りプラン 4,500円(2つのサウナに入浴可能)
別府・鉄輪の「薬草サウナ」で整う!

続いてぺぺ&手越が向かったのは別府・鉄輪温泉にあるという「薬草サウナ」です。金沢さんの情報をもとに、イラストを披露する手越画伯。果たして、現場はイラストと一致しているのか?!
到着したのは別府市営温泉「鉄輪むし湯」。およそ900年前、お坊さんが体を清めるために作られたとされる老舗です。そして、待ち受けていたのは、手越くんのイラストそっくりの温泉!
スタッフの秦智恵美さんが入浴方法を説明してくれました。
室内は約70度。8分間の入浴が基本で、2分まで追加が可能です。ただし、効能が出やすいため入浴は1日1回のみ。菖蒲科の「石菖」という薬草を下に敷き、仰向けに寝転びます。
ちなみに、この「石菖」は清流の近くにしか生えない稀少なもの。別府市役所にある温泉課の職人5、6人が毎月取りに行っていると、鉄輪むし湯のセンター長・安波照夫さんは話します。
気管支やのどにも良いとされる「石菖」のおかげで、手越くんののどもかなり好調のようです。
サウナの締めは、見風呂ではなく温泉で。鎌倉時代から続く先人の知恵で、体を温めてリラックスさせました。
入浴後の楽しみと言えば「サウナ飯」。ということで、「湯治の宿大黒屋」で「地獄蒸し」を楽しんで、内側からもしっかりと身体を整えました。
■鉄輪むし湯 0977-77-2505
料金700円(中学生以上入浴可)
レンタル浴衣 220円(Tシャツ短パン持参可能)
『不動山平等寺』サウナ×瞑想。常識破りの“寺サウナ”
続いてのサウナは「サウナ×瞑想」?! プロサウナーの金沢さんが「極楽浄土ってこんな場所だろうな」と太鼓判を押す秘境へと向かいます。到着したのは熊本市北区植木町にある「華厳宗不動山 平等寺」。座禅などの修行体験もできる、由緒あるお寺です。
本堂で着替え、森を抜けてサウナへ。樽のような形をしたこのサウナは「バレルサウナ」と呼ばれています。
「究極の整いを作ろうと思った」と語るのは、住職の蠣原法勝さん。「サウナ和尚」のご厚意で、今回は一緒に入って案内していただくことになりました(笑)。
中にはベリーの甘い香りが漂います。さらに、サウナ和尚がお経を唱えはじめて……?! 通常はBGMからお経が流れるとのことです。
入浴後は水風呂&ととのいタイム。川のせせらぎと鳥の鳴き声に耳を澄ませながら、自然の癒しを体感します。
しかし、それだけで終わらない?! サウナ和尚が2セット目に向かった先は山の中にあるお滝場。塩でお清めをして、滝の中で手を合わせます。サウナの癒し&ご利益で、パーフェクトに整いました。
■不動山 平等寺 096₋274₋0111
貸し切り20,000万円(2時間・4名まで)
滝行・座禅 3,000円
『佐賀の湯処KOMOREBI』国内最大級のエンタメスペース! 40畳の巨大サウナ
最後に紹介するのは、4月26日にオープンした「佐賀の湯処KOMOREBI」。源泉かけ流しの多彩なお風呂とレストランのある温浴テーマパークです。
温泉だけでも大満足なのですが、向かったのは最大収容人数80人という「スタジアムサウナ」。120インチの大画面のテレビを2台完備しています。
最大の特徴は最新式のストーブ。1時間に1回のオートロウリュサービスのほか、「熱波隊」と呼ばれるスタッフによるロウリュサービス「アウフグース」が1日に3回開催されます。
入浴後は広々とした水風呂と休憩所でリラックス。自然の風で整い完了です。
■佐賀の湯処KOMOREBI 0952-32-4126
大人980円(土・日・祝日1,080円)
4~11歳500円(土・日・祝日550円)
「ととのいまっぷ!in九州」を体感した手越くんより

「『鉄輪むし湯』は薬草の香りがすばらしかった! からだに良い体験ができたと思います。『稲積水中鍾乳洞』は、エンタメとしても楽しめたな~。皮膚が焼けるんじゃないかという追い込みと、入浴後の「ゼログラビティ」状態。初めての体験でした!」
今回取材した「ととのいまっぷ!in九州」で紹介したスポットは、初めての人も熟練のサウナーもきっと一緒に楽しめるはず! ぜひチャレンジしてみてください。
この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう