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おおきくなあれ~森のようちえん おひさまのはら~

大分県日田市前津江町は、町のほとんどが標高500メートル以上の高冷地で、人口1,000人に満たない小さな町です。その自然豊かな前津江町に、子どもたちを森の中で自由に遊ばせ、自主性を育てる教育に取り組む保育施設「森のようちえん おひさまのはら」があります。運営するのは折居弘滋さん(52)・公美乃さん(52)。約20年前、福岡から自然を求めて移住してきた折居さん夫婦は、木のおもちゃを製作・販売する傍ら、自然を利用したフィールドワークなどを企画してきました。福岡で小学生が自由に遊べる環境整備活動に携わる中で、どうやって遊んでいいのかわからない子どもたちを目の当たりにし、幼児期の取り組みの重要性を感じて森のようちえん設立を決意しました。通園する子どもたちは一日のほとんどを森や里山で過ごします。折居さんは子どもたちが五感を使い「気づいて感じて考えて行動する」ことを大切にしています。その教育理念にひかれ県外から移住してくる家族も。また過疎化が進む里山を散策する際、地元の高齢者と触れ合うことは地域活性化にもつながっています。折居さんは「どんな環境でも自分なりの楽しみと心地よさを見つけられる人に育ってほしい」と願っています。
(製作:OBS大分放送 / 藤澤 真由美)

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