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「行動制限のないコロナ禍のお盆」も、にわかで斬るぅ!

よなおし堂の水曜日は、にわかです。
いつもの博多にわか振興会相談役の志岐らん梅さんが指南してくださいます。
夏休みの子ども達も、出演してくれます。
まずは、子ども達のにわか。
今週は、中学2年の米村美里さんと、小学校3年生の米村信之介さんの姉弟です。

「中国の山の奥ぃおらっしゃあ神様みたいな存在で、かすみば食べて生きとらっしゃあ人たちぁ、何人ぐらいおらっしゃあとかいな。百人か二百人ぐらいかいな?」
「その人たちなら、千人(仙人)て言われよる」

「朝一番のあいさつば文字ぃしたら、全部ひらがなで書くがよかろうね?」
「いいや、朝一番のお早うなら、漢字(感じ)がよか」

「病院の先生が、きょうはソフトボールの審判ばするて言いよんしゃった」
「そしたら、病院などげんするとかいな?」
「それが言いんしゃった。きょうは、休診(球審)て」

楽しいですね。
子ども達にまけないように、パーソナリティも頭をひねります。


今週は、下田文代がつくります。お題は「移動制限のないコロナ禍のお盆」

「一志さん、今年のお盆な、ふるさと北九州ぃ帰るか決めたね」
「文代さん、まだ決めとらん」
「何ね一志さん、早よ決めて。お母さんのお墓参りにいかんと。なんでぐずぐずしとるとね」
「今年は移動制限もなかけん、列車ももう満席やないかと思うて」
「そんなら博多駅でキャンセル待ちばしたらよか」
「文代さん、ネット予約が主流の今どき、駅ぃ行ってキャンセル待ちやらする人はおらんばい。それぃコロナ禍の人混みで長時間キャンセル待ちばしたら心配たい」
「一志さん、何が心配っていうとね」
「混雑の中で、咳が(席が)出るかわからん」


志岐らん梅さんが採点してくださいます。
採点  風刺(思い):3/4  構成:2.5/3  オチ:3/3
講評です。
 「思い」としては、お母さんの墓参りの手配を気遣う優しさが出ています。また、コロナ禍での列車移動の不安さも表現されていました。構成も無理がない自然な話の流れになっています。お題とオチの一つは関連があるものを選ぶオーソドックスな作り方が今回も成功しています。オチはこのパターンでの使い方は初めてみました。私にとってはすごく新鮮に感じました。仲谷さんの鋭い指摘(笑)もあったように片オチです。「咳が出る」は通じますが「席が出る」は状況がイメージできません。「混雑の中のことやけん、咳(席)が気ぃなる」ならいいと思います。


今日スタジオに来てくれた米村姉弟は、夏休みの宿題はけっこう進んでいるそうです。
にわかも、勉強もよく楽しんでいるんでしょう。
いい夏休みを過ごしているようですね。

にわかは、また来週です!

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