サンデーウォッチ

日曜 10:30

福岡のソウルフード!「ウエスト」の“失敗を恐れないチャレンジ精神”

福岡人に愛される外食チェーン「ウエスト」。今や全国に180店舗を展開している。さらに海外にも進出し、その勢いは止まらない。まさに“外食ガリバー”ウエスト!2021年度の年商はおよそ120億円だ。

“福岡外食会の雄”ウエストを率いる、若山和夫・代表取締役社長に話を聞いた。

始まりはドライブイン!多彩な飲食チェーン

みんな大好きなウエストのうどんだが、実は昭和41年の創業当初、うどんの専門店ではなかった。高度経済成長期の真っただ中、はじめはドライブインとしてのスタートだった。新しいライフスタイルの先駆けとして注目を集めた。

その数年後仕掛けたのが、複数の店舗が集合したレストランモール「ウエスト味の街」。寿司、ラーメン、とんかつ、ちゃんぽん、焼き鳥、天ぷら…、様々な食のニーズに応えることで人気となった。
当時は競合も少なく十分採算がとれたが、だんだんと競合店が増え土地も少なくなってきた。「味の街」では採算が合わなくなり、中でも利益率の良い “焼き肉”“うどん”を独立店としてチェーン展開を始めた。

平成元年、北九州市小倉南区に焼き肉の単独店をオープンし、その後うどんの単独店も出店。集客が見込まれる焼き肉とうどんで勝負に出た。
それを機に、福岡・九州各地に店舗を拡大。「ウエスト」といえば“焼き肉”“うどん”というイメージが定着していったのだ。

失敗を恐れない!ウエストの歴史

しかしその陰には様々な失敗もあった。
ステーキハウス、カレー店、焼き鳥店、果てはサウナまであらゆる業種に挑むも、あえなく閉店。しかしこの“失敗を恐れないチャレンジ精神”こそが、ウエストの強み・成功のカギなのだ。
「失敗しないと成功しないんですよ。失敗で学ぶことで成功が近づいてくるんですよ」
社長の表情はにこやかだが、その言葉は力強い。

最新店舗の意外な姿!その理由は?

ウエストの新たなチャレンジが詰まった最新の店舗「ウエスト吉塚駅前店」。こちらは完全セルフサービスのお店で、ウエストでは珍しい形態だ。
「ウエストは庶民のお財布に優しい値段設定ですが、物価が高騰して、人件費・建築コスト・原材料費も高騰しています。今の価格帯を守るにはどうしてもセルフの形態をとる他にないんです。だから場所によってはセルフを導入していきます」

激安!居酒屋メニューを展開するワケ

夕方からは居酒屋メニューも展開している。

定番の枝豆や唐揚げはもちろん、うどん店らしい丸天なども。福岡名物「もつ鍋」は、うどんの出汁を使い大人気。お値段は驚きの、2人前で税込み580円!生ビールやハイボールも超激安で、充実のラインナップだ。
しかしこんなに安くて大丈夫なのだろうか?
「麺は夜の営業に弱いんです。夜の売り上げを上げるには、居酒屋メニューを豊富に持ってきた方が良いなと。それらは極力安くして、最後にうどんを食べていただければそれで良い!そのような値段の設定です」「居酒屋メニューでずいぶん業績は回復しました」
激安居酒屋戦略でうどんの売り上げを上げる、まさに逆転の発想だ。

挑戦を続けるウエストの未来

そんな奇襲を仕掛けるウエストの、次なるチャレンジを明かしてくれた。
「“1ダラーピザ”、1ドルのピザというのがニューヨークの街角にずいぶんあるんですよ。ぜひともこの1ダラーピザに挑戦してみたいなと」「できるかどうか分からないけど。また失敗するかもしれない」

楽しそうに夢を語る社長の笑顔は、とても明るかった。

(文:軽部 明香里)

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