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エリザベス女王の国葬は印象的でした

水曜日のよなおし堂は、博多にわかを楽しみます。
今週は下田文代が、英国エリザベス女王の国葬を見て、にわかに取り上げました。
博多にわか振興会相談役の志岐らん梅さんが今日もお付き合いくださってます。
では、下田文代のにわかからどうぞ!
お題は「エリザベス女王の国葬」

下田文代のにわかです。

「エリザベス女王の国葬ぁ荘厳で各国の王室やら大統領が参列して素晴らしかったばい」
「ばってんアメリカのバイデン大統領夫妻の席ぁ16列目で、ポルトガルの大統領より後ろやったと。アメリカの新聞が不満気ぃ記事ば配信しとるばい」
「国葬の着席順が火種ぃなって各国ぁ争うことになるやろう」
「なんね、イギリス国民な辛抱強う30時間も並うで,花ば手向(たむ)けて女王ば追悼しようとばい。なして各国のトップがそげん大人気(おとなげ)なかとな?」
「国葬の場やけん、喧嘩 (献花)する」

志岐らん梅さんの採点です。
  風刺:2.5/4   構成:2/3   オチ:2/3   合計:6.5/10
講評
 「国葬」というテーマでどうしても風刺が入れにくいにわかになりがちです。日本の「国葬」と比較しての風刺がいいと思います。冒頭に「亡くなった安部さんと会うたこともなか有名人にまで招待状ば送るどこかの国と違うて、」を入れるといいと思います。そのあとに原文の「・・・素晴らしかったばい」とすると風刺が生きてきます。
 構成は各国が着席準でもめて喧嘩になるという内容でした。外国の国とのもめごとはなかった、喧嘩はなかったという内容が一市民としても外交上は無難だと思います。具体的には「着席順で若干の不満なあったごたるが国と国でもめごとにまでなったとね?」「いいや、そこの場所のことやけん、喧嘩(献花)までぁなかった」がいいと思います。ただし、国葬会場に各国からの献花があれば「喧嘩(献花)ぁなかがよか」がいいと思います。
 下田さんのオチの「喧嘩」は国と国、「献花」はイギリス国民というように理解しました。オチの対象は一つです。「国と国」または「イギリス国民」、或は「そこの場所」のうち一つになります。私は現地での詳しい映像を見ていません。私がニュース番組で見た内容では献花はないようでした。詳しい映像のなかに国葬会場で各国からの献花があったとすれば私の指摘は間違っています。その場合は下田さんにお詫びを申しあげます。


志岐らん梅さんのお手本にわかです。

「ウィリアムよい。あたきのお母しゃんのエリザベス女王の国葬で2000人も招待客が来らっしゃるけん、きちんとした接待ば頼うどくぜ」
「ばって、お父っちゃん、2000人も来らっしゃったら、やおいきまっせん。一人一人の対応なら一日じゃ終わりまっせんばい」
「そげん言うたっちゃ日本の国葬ぁ6000人も来るげなぜ。日本にでけてイギリスででけんことぁなか。そげな時ぁ、舞台裏で事前に簡単な食事やら出いて、あいさつ回りば早めぃ始めとくとたい。そしたら、早う終わってりっぱな接待ぃなるとたい」
「お父っちゃん。そげなとぁ、なーんも、裏側でせんでちゃよかろうもん。なしてそげん裏側ぃこだわるとね?」
「そらぁ裏ですりゃ、おもてなし(表なし)ぃなる」

来週もお楽しみに。

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