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佐久間象山のふるさと~長野市松代

幕末の啓蒙家・佐久間象山。開国・公武合体論を主張した人で、砲術や蘭学の第一人者でもありました。
政治思想だけでなく、自然科学分野でも実績を残したすごい人!なんですが、本人の力量と比べて知名度が低い気がします。
教科書も太字だったと記憶してますが…。わかりやすく表現すると、「勝海舟、吉田松陰、坂本龍馬などの先生」。
ちなみに吉田松陰の密航失敗の折、その手助けをしたとして、地元の松代に蟄居させられました。
佐久間象山の思想がなければ、明治維新やその後の日本は、何か違っていたかもしれないですね。
私たちは佐久間象山を「さくましょうざん」と習いましたが、長野県民は違う。「さくまぞうざん」なんです。
信州松代観光協会・事務局長の吉池輝樹さんは「地元は『ぞうざん』と呼びますね。ぞうざん先生。
観光客の方は『しょうざん』ですねえ。不思議ですが、県歌『信濃の国』の歌詞でも『ぞうざん』です。」と、おっしゃいます。
郷土の偉人としてのポジションは格別で、小学校の体育館には佐久間象山の肖像画が飾ってあるらしいです。
また、佐久間象山の生誕地は「象山神社」になっています。
もちろんご祭神は象山先生。「学問の神様なんです。
北野天満宮みたいな規模ではないけど、小学生から受験生まで、お詣りに来てますよ」と、吉池事務局長。
また象山神社の社務所には「ちえもち」なるお菓子が売ってあります。
あんこの小玉を米粉の餅と砂糖で包んだもので、ちょっと懐かしいような素朴な甘さです。
これを食べれば、賢さUP間違いなし!?
入口の馬上の象山先生の銅像も立派ですが、境内には2018年にお披露目された象山先生を囲む幕末の人々の銅像とレリーフが存在感を放っています。
象山の才能開花の原動力である松代藩8代藩主・真田幸貫公、塾生の吉田松陰、勝海舟、坂本龍馬、小林虎三郎、橋本佐内。
そして蟄居中に松代まで訪ねて来た高杉晋作、久坂玄瑞、中岡慎太郎。
これらの銅像を作ったのは、AOKIホールディングスの青木会長。長野市生まれなんだそうです。
□ 信州松代観光協会 → http://www.matsushiro-kankou.com/ □ ながの観光Net → https://www.nagano-cvb.or.jp/ □ 長野県公式観光サイト → https://www.go-nagano.net/ □ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

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