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心のフェンスをなくしたい ~暮らしの中から見つめる基地問題~

2016年第17回
制作RBC琉球放送
ディレクター: 井上 真喜

沖縄での生活と複雑に絡み合っている基地問題。県民の多くは「賛成」とも「反対」ともおおっぴらに言いづらい状況が続いている。そんななか沖縄本島北西部の本部町に住む知念正作さん(37)と沙織さん(36)夫妻は4年前から〝基地問題を考える冊子″「ピクニック」の発行を始めた。普段は町の市場内でカフェを営んでいる2人が基地問題に関心を持つきっかけになったのは、2人の母校である沖縄国際大学の米軍ヘリ墜落事故。
その後の米軍の新型輸送機オスプレイの配備問題や普天間基地の移設問題での抗議行動に参加するなか、ある限界も感じたという。もっとたくさんの人に基地問題を考えてもらうにはどうしたらいいのか?問題をわかりやすく解説するマンガを作ったり、さまざまな立場の人にインタビューを行うなど、工夫しながら制作している。現在は第3号を準備中の彼ら。基地問題を解決するには、「沖縄県民がどう暮らしていきたいのか?」についてしっかり考える必要があるという。問題と正面から向き合いながら冊子を作ってきた彼らが今、見つめている物とは?手さぐりの取材現場に密着した。

各局の放送予定

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