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SDGs×チョコレート~チョコを通してSDGsを考える

2月はバレンタインデーもあり1年のうちで一番チョコレートを消費する1か月。今回はそのチョコレートをSDGsの観点から見直してみました。
何気なく食べている「チョコレート」、その1粒が地球を変えるかもしれません。

shodai bio nature/福岡市早良区

福岡市早良区にある「shodai bio nature」はエクアドルのオーガニックカカオを使った洋菓子店。
原料である生クリームやバターなどの乳製品も、オーガニックを使用しています。
また消費者が目で見てもわかるように、お菓子のプライスカードにはその商品のオーガニック使用率や、卵・小麦などの素材を使用しているかをアイコンで表示することで、食への安全の配慮がなされています。
花びらという名前がついた「ペタル」は、1枚1枚が薄く繊細な華やかさをもったチョコレート。素材本来の風味が口いっぱいに広がり、目にも舌にも贅沢なチョコの芸術品。人工の色素や香料、保存料は不使用で、色付けは全て天然のフルーツや花びらのパウダーやオイルを使用。そこにはパティシエのもつ環境や食への思いが込められていました。
そんな「shodai bio nature」で使用しているのが、生産者に公平な取引を行う「フェアトレード」の精神に基づき生産されている、フランスのオーガニック専門の「カオカ社」のチョコレート。「shodai bio nature」のオーナー小代智紀さんは、エクアドルの生産農家を訪ねた際に"貧困"や"児童労働"を目の当たりにしました。だからこそ、苗木の生産や品種改良、機材などをカカオ豆農家へ無償で提供し、生産者が適正で安定した収入を得ることができるよう働きかけている「カオカ社」に賛同し使い続けているのです。小代さんは「 "貧困地域で作られる素材を自分が使い続けること"、"消費者に食べてもらうこと"で彼らを助けることになる」そして「化学的なものを使わないオーガニック素材を使用、推奨することが地球の環境を守ることにもつながる」と話します。
新たな取り組みとして昨年末からオーガニック野菜を仕入れ、店頭販売もはじめました。九州各地のフルーツや野菜の産地に出向き、"生産者と共生したい"と願う小代さんは生産者たちからこだわりを聞いたうえで仕入れています。
ミルティ ペタル3,500円
マンディアン メリメロ6枚入り1,600円

【予約受付中3月1日発売】

コフレクールミモザ4,900円
※オンラインストアでも購入できます

●shodai bio nature/福岡市早良区飯倉
問:(092)407-1600
HP:http://www.imprestion.info/

QUON チョコレート/直方市

昨年12月に直方にオープンしたオーガニックチョコを使ったお店「QUON チョコレート」。
世界中から厳選したピュアチョコレートを素材に、余分な油分は一切加えずひとつひとつ丁寧に手作業で仕上げたチョコレートを販売。上質なカカオをベースにドライフルーツやナッツを詰め込んだ「QUONテリーヌ」や、アイスクリームにチョコレートをその場でトッピングする「至高のアイス」、7種類のドライフルーツにミルク、スイート、ホワイトのチョコレートをディップした「QUONフルーツ」など...可愛く、美しい、贈り物にしたくなるような商品が並んでいます。
そんな「QUONチョコレート」のもうひとつのこだわりは「スタッフの雇用方法」。誰でも働きやすい職場を作り、働きにくさを感じている人を積極的に雇用しています。実際に知的障害者1名を社員で雇用、ダウン症の子供をもつママや小さな子供をもつママをパート採用するなど、誰もが一緒に平等に働ける環境作りをしています。
店内から厨房が見えるガラス張りのデザインにすることで、お客さんからスタッフが生き生きと作っている様子をみてもらう場を作り、障害をもったスタッフも見られることで自信に繋げ、スタッフ一人一人が誇りをもって仕事をして欲しいという思いが込められています。
QUON テリーヌ1枚248円
QUONフルーツミニ410円
至高のアイス378円
●QUON チョコレート直方店/福岡県直方市津田
問:(0949)52-6230
HP:https://youyou-quon.jp/

2021年2月23日放送


タダイマ!  毎週月~金曜 ごご3時40分

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