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雪のプレゼント

年間平均気温が30度近い、タイ・バンコクに今年7月、東南アジア初となる雪の施設ができた。 およそ750平方メートルの広場には人工造雪機で降らせた雪が積もり、雪をほとんど 見たことがないタイの人たちは雪合戦をしたり、そりをしたりと興奮気味に楽しんでいた。

雪を降らせたのは、福岡市の企業・柴田熔接工作所。
柴田勝紀さん(49)は、1990年代後半の第2次スキーブームの時に、なかなか雪が降らなくて困るという話を聞いたことをきっかけに、造雪機の開発に着手した。 こだわったのは、雪の質感。「ただ単に氷を細かく砕いて、撒くのではダメ。質に対して どれだけ追随できるか、日々研究し続けなければならない」という柴田さんが作り出す 造雪機の秘密は、作られる氷とそれを砕く機械部分にある。

放出される雪は、環境に合わせて、粉雪のようにしたり、硬い大粒のものにしたりと変えることができる。
開発に3年。日本発祥の「いつでもどこでも雪を積もらせることができる」造雪機技術は認められ、現在、ヨーロッパやアメリカなど世界30か国に広がっている。 まるで本物?!と思わせる雪が今、世界の子供たちに笑顔を届けている。
<取材先データ>
会社名:柴田熔接工作所
担当者:柴田 勝紀(49)
住所:福岡市南区塩原3丁目13‐16
電話:092‐501‐9798
HP:http://www.swc-jp.com/

取材後記


去年12月、福岡市天神で雪を降らせるイベントが開催された時の取材で柴田社長と初めて出会いました。
その時…
「来年、タイでも雪を降らせるよ」
この言葉を聞いた時、まさか!!南国タイで雪なんて!と思いながら、もし本当に実現したら面白いし、雪を見たことがないタイの人たちがどういう反応をするのか見てみたいと思ったのがこの番組を作るきっかけでした。

柴田熔接工作所の製氷技術、造雪機技術は、取材すればするほど世界的にもすごいものだと実感する機会が何度もありました。

タイ・バンコクでの雪の施設は大成功!
子供たちの喜ぶ笑顔がとても印象的でした。
きっとタイの人たちはいつか本物の雪を見たいと日本に訪れる機会を作ろうとするのではないでしょうか?

次は、中国にスノータウンを作る計画があるようです。柴田さんの造雪機がこれからどこまで広がっていくのか楽しみです。
担当:RKB毎日放送 川内 信江

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