ことし1月、米・ロサンゼルスで開かれた声の祭典で『日本語ナレーション部門4冠』の快挙を成し遂げた長崎市出身のナレーター・初村健矢さん(36)。世界が認めたトップクラスの表現者でありながら、その拠点は東京でも海外でもなく、故郷・長崎の自宅クローゼット。わずか2畳の「特製ナレーションブース」である。
人気番組のナレーションのほか、「仮面ライダー」の変身ベルト音声や、海外映画の吹き替えなど、多岐にわたる現場で第一線を走り続けてきたが、「録音環境さえあれば、どこでも仕事はできる。声の表現で地元の役に立ちたい」と妻・娘とともに2年前、長崎へのUターンを決断。自宅の「特製ナレーションブース」から全国、そして世界へと「声」を届けている。
彼の武器は、単なる「声質」だけではない。海外映画の吹き替えなど芝居の経験から培った「感情の設計」と「距離感のコントロール」。唯一無二の技術で、今やJ1復帰を遂げたV・ファーレン長崎のスタジアムMCとしても活躍。2万人の心を震わせている。
「長崎ではできないことがある。けれど長崎でしかできないこともある」。初村さんにしかできない『声による地域貢献』。「世界一のその先」にある未来を追う。
<取材先データ>
初村健矢さん
メールアドレス:kenyahatsumura.voice@gmail.com
HP:https://www.kenyahatsumura.com
取材後記
初村さんを知ったのは2024年の年末頃。長崎にUターンするというSNSの投稿を見かけたことがきっかけでした。
HPなどを拝見していると、番組のナレーターだけでなく、海外映画の拭き替えに、さらには「仮面ライダー」の変身ベルトの声まで務めていると知り、興味津々!まずはNBCの夕方の情報・ニュース番組「Pint」で特集をさせてもらいました。
それからわずか1年以内でV・ファーレン長崎のスタジアムMCとしての活躍に、ロサンゼルスで開かれた声の祭典で「4冠」を達成するなど、話題に事欠かない初村さん。さすがはトップクラスの表現者です。
今回、改めてその技術や熱意に触れ、目から鱗。アナウンサーとして私自身も番組のナレーションをしたことはあるものの、その繊細な声の使い方や表現力に、毎回の取材が私にとっては、まるで『初村先生による「ナレーション講座」』でした。
世界に認められるまでにはかなりの研究と努力を重ねられたことと思います。そんな初村さんのナレーションの枠を超えた挑戦に、非常にワクワクしています。
「世界の初村」は一体これからどんな世界へ行くのか。長崎に住む私たちをどんな世界へ連れて行ってくださるのか。これからもその活躍から目が離せません!
(NBC長崎放送/久富美海)
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