PageTopButton

農業がエンターテインメントに!日本一の直売所

ビジネス
新鮮な野菜、果物。美味しそうなジェラート。レストランに、果物狩り。 年間49万人の客が訪れる直売所が長崎県にある。

「おおむら夢ファームシュシュ」だ。 2009年から2年に1度開催される「直売所甲子園」というものがある。 全国の直売所がエントリー、それぞれの特性や地域貢献度などをプレゼンし審査する。 シュシュは決勝に残った23団体中、見事優勝。まさに「日本一」の直売所だ。 シュシュは直売所の想像を超えている。秘密は独自の取り組み。多くの直売所は、地元で採れた農産物を販売するだけだが、シュシュでは、その食材を使ったジェラートや洋菓子が大人気! さらに、自社で加工センターまで作ってオリジナル商品を展開している。 他にも、直売所なのだが、収穫体験や手作り体験を通しての食育にも力を入れ、 農家民泊、婚活イベント、ウエディングなどまで行っている。

シュシュは2000年、農産物の生産が盛んな大村市福重地区にオープン。 収穫の時期だけ客で賑わう現状を打破する目的で、地元の農家8人で立ち上げた。 代表山口成美(56歳)のモットーは「農業の楽しさ・喜びを伝えたい」。 「直売所」を通してその想いを形にし、まさに農業をエンターテインメントにし続けている。

<取材先データ>
会社名:おおむら夢ファームシュシュ
担当者:代表取締役 山口成美さん
住所:長崎県大村市弥勒寺町486
電話:0957-55-5288
HP:www.chouchou.co.jp
その他:営業時間は10時~18時。休日は特に込み合いますが、第3駐車場まであります。 アイス工房はこれからの秋冬も人気!みかんやいちご、ショウガなどその時期しか食べられないものばかり!自社で観光農園も持っていて、冬はいちご狩りが楽しめます。 手作りの加工品は、全国発送もできます。

取材後記

私が一番ビックリしたことは、この直売所が今の場所にオープンして16年も経っているということ。 もうそんなに経つ!?と。

バイキングレストラン、ジェラート、スイーツ、パン、 加工品・・・様々なことにどんどん挑戦して直売所の田舎っぽい雰囲気を変えようと努力しているからかなと、取材を終えた今思います。

取材は出来なかったのですが、おおむら夢ファームシュシュは商品POPや加工品のパッケージ、 レストランのランチョンマットなどに描かれるイラストや文字が本当にかわいい!! これはすべてシュシュのスタッフが1人で描いていらっしゃいます。
ごあいさつでいただく名刺にももれなくそのイラストが!見るたびにホッコリ、元気になれます。 このようなあそび心も来る人の心を掴んでいると思います。 シュシュでは、お客さんはもちろん、スタッフも、商品を卸す農家もみんな楽しそうなのです!
山口社長はスタッフや農家の方に、「アイディアはすぐやってみる!すぐやらないと、旬が終わっちゃうじゃん!」と良くおっしゃいます。

行政ではなく農家が運営しているからこそ、フットワーク軽く何でも挑戦できる。シュシュで農産物を売りたい!と思う農家の気持ちも分かりました。 これから世界にも向かっていく長崎の直売所、養豚業と両立しながら、山口社長の挑戦は続きます。
担当:NBC長崎放送 井手 春菜

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう

radiko 防災ムービー「いつでも、どこでも、安心を手のひらに。」