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ボランティアが足りない! 炎天下の大雨被災地で復旧作業続く 福岡

炎天下の中復旧作業が続く大雨の被災地で、人手が足りず、関係機関がボランティアによる支援を募っています。

「ひとりではできない」途方に暮れる被災者

RKB土橋奏太記者
「大量の土砂が流れ込んだこちらの住宅では、強い日差しが照り付けるなか、ボランティアの方が泥のかき出し作業を行っています」

福岡県久留米市田主丸町では、28日も厳しい暑さの中、ボランティアが土砂災害の被害を受けた住宅の泥のかき出し作業をしました。
 


被災地の住民
「ほんとにもう涙が出るほど嬉しいです。1人ではできないし、どこから手を付ければいいか分からないし。ボランティアの姿を見てからほんとうに涙がでます」

東京からきたボランティア
「これだけの被害を受けているのを目の当たりにして、言葉を失ったんですけれどね。すごい災害だったんだなと」

北九州市は追加で職員を派遣

久留米市は今回の大雨によって約3700の住宅が損壊、あるいは浸水したと推計していますが筑後川周辺地域の被害家屋の調査はまだ終わっていません。被害の実態把握が追いついていないことから久留米市を支援しようと北九州市は28日から来月10日まで4回に分けて16人の職員を派遣することにしました。北九州市は、今月18日からも職員を派遣していて2度目の派遣となります。

福岡県内の大雨被害は491億円

一方、福岡県は28日、今月25日の時点で道路や河川、それに農林水産業の被害額があわせて491億円にのぼると発表しました。2021年の大雨による被害を大きく上回る被害額です。

ボランティアが足りない

被災地では懸命な復旧作業が続いていますが、ボランティアは、派遣要請に対し人数が足りていない状況です。

社会福祉協議会常務理事 川崎勝之さん
「ぜひ全国の皆様に善意を届けていただいて、一刻も早い住民の皆様の生活が戻りますようにお願いできたらと、よろしくお願いします。」

同じく被害が大きかった朝倉市でもボランティアが足りず、社会福祉協議会のホームページで参加を募っています。

福岡県弁護士会が無料法律相談 

一方、福岡県は28日、ビニールハウスの修繕費用を助成するなどの具体的な支援策を発表しました。また、福岡県弁護士会は29日、今回の大雨被害に関する緊急電話法律相談を実施します。
※緊急電話法律相談
7月29日 8月12日 8月26日の3日間 午前10時~午後4時まで
092-753-6364 
 

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