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注意!“夏の危険生物”虫による相次ぐ被害 マダニにかまれて死亡した例も

この時期に活発になる「虫」。福岡ではマダニにかまれ死亡した例が報告されました。どこにの危険が潜んでいるのでしょうか。かまれたらどうしたらよいのでしょうか。被害が相次いでいます。

「マダニにかまれた」女性の証言

福岡県うきは市に住む80代の女性がマダニに足をかまれ、死亡しました。8月1日に足をかまれて医療機関を受診。その後発熱や下痢が続いたため入院していましたが、8月13日に亡くなったということです。

マダニにかまれた太田薫さん「小さいので、最初はわからなかった。びっくりしましたが、『これは絶対にマダニだ』と思いました」

福岡市東区に住む太田薫さん(68)がマダニに噛まれたのは7月23日。通いなれた公園を散策していたときのことでした。

太田薫さん「草むらに花が咲いていたので、見に行きました。そこでかまれたのだと思います。家に帰ってシャワーを浴びている時、足にかみついたマダニが付いているのを見つけました。傷みもかゆみもありませんでした」

「マダニ対策は取っていたのに…」

噛まれたのは右足の甲。マダニに注意をはらい、長ズボンにスニーカー、靴下を履いていたにもかかわらず、被害に遭ってしまいました。

太田薫さん「どこに潜んでいるか、わかりませんね。まさかと思いました。『やぶの中にいる』と思っていたから、意外でした」

その後、かかりつけの皮膚科でマダニを取ってもらいましたが、かまれてから約一か月経った現在でも傷跡が残ります。

太田薫さん「医師も、ちゃんと取れたかをよく確認していました。『もし取れていなかったら切開手術になる』と言われました。大変なことになるのだな、と思いました」
 

マダニにかまれるとどうなる?

マダニの栄養源はシカやイノシシなど野生動物の血で、吸った後は身体がパンパンに膨れます。民家の裏山や畑、あぜ道など、草があるところにはいます。散歩中の犬に付いて、それから人間に付くこともあるので、散歩は要注意です。
野生動物の血を吸うので、様々な菌や病原体を持っていて、かまれると感染症にかかることがあります。

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