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公金4億投入“災害復興のシンボル”の運営会社「資金繰り窮し継続困難」と突然閉館 村民は困惑 福岡・東峰村

九州北部豪雨からの復興のシンボルとして、3年前にオープンした福岡県東峰村の観光拠点が10日、突然閉館しました。廃校となった小学校の改修費約4億円を公費負担した村への連絡は一切なく、村長をはじめ村民から困惑の声が上がっています。

村にも連絡なく突然「閉館」

東峰村 真田秀樹村長


RKB三浦良介「廃校になった小学校をリノベーションして造った東峰村の観光拠点。今月10日、運営会社が突然閉館すると発表しました」

この施設を運営していたのは、筑紫野市でコールセンター業務を行う「小石原ドットコム」です。5年前に東峰村が実施した公募で選ばれました。運営会社の選定後、「小石原ドットコム」と協議しながら約4億円の改修費用を、「小石原ダム水源地域振興整備事業」として公費負担した上で、土地と建物を貸していた東峰村もホームページでの発表で施設の閉館を知らされました。東峰村の真田秀樹村長も「事前に相談も連絡もなかった」と話します。

東峰村 真田秀樹村長「ホームページに出て初めて知りまして、本当にいきなりというか、びっくりしています。村が造っている施設ですので、どういう形で今後この施設を運営していくかについて考えていかないといけない」

「近日中に破産手続き予定」と張り紙が


施設の玄関には、代理人弁護士による「告示」が貼られていました。

「資金繰りに窮し事業継続が困難となりましたので、近日中に福岡地方裁判所に破産手続き開始の申立てを行う予定です」「つきましては本物件内への無断立ち入り及び物品の搬出は一切禁止します」

RKB三浦良介「村の施設ですよね? 一方的じゃないですか?」
東峰村 真田秀樹村長「思います、それは」
 

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この記事を書いたひと

三浦良介

1999年入社、テレビ営業部、大阪支社勤務を経て2011年から情報番組のディレクターを務める。2016年から報道記者として政治・経済を中心に取材奮闘中。

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