夏目漱石「夢十夜」の中から「第一夜」「第二夜」
夢十夜は、明治41年1908年、漱石が見た夢を、10日にわたって記録したという体裁で書かれた作品です。漱石の心の中にある憧れ、恐れ、悲しみ、不安等が凝縮された、とても不思議な物語です。
夢の世界ですから、ぎゅっとつかみ取ることは不可能ですが、それがこの小説の魅力とも言えるでしょう。どんなに不条理な内容であっても、夢だからという言い逃れができます。
さて、あなたはどの夢がお好みでしょうか。もしかしたら、あなた自身の深層心理にも気づくことができるかもしれません。
読めば読むほどに、面白い作品、声に出して読みたい作品です。
9月21日(土)放送 担当 龍山康朗
夏目漱石「夢十夜」の中から「第一夜」「第二夜」
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