今年の7月末から中国地区で開催されたインターハイに並々ならぬ思いで臨んでいる選手たちがいる。東福岡高校ボクシング部の5人である。高校ボクシングは8階級。内の5階級を東福岡高校の選手が占め、福岡県代表
となった。その選手たちを率いているのが福岡竜太監督(36歳)である。福岡監督は同校・ボクシング部の出身で一般企業に就職していたが前監督の退任で後を引き継いだ。九州の強豪校として名高い東福岡高校の監督という責務
はあまりにも重い。現在、部員は44人。この大所帯が監督の悩みでもある。実は、高校ボクシングの部活は少なく、特定の学校に選手が集中し試合に影響する。今年5月の福岡県大会でも出場選手52人中30人が東福岡高校の選手であった。つまり、同じチーム同士の選手が戦い、優劣を争うのである。それでも、個人競技として人間的な成長をもたらすボクシングの魅力を伝え、1人でも多くの選手に進学後もボクシングを続けてほしいと、福岡監督は願
っている。 番組では、なかなか知る機会のない高校ボクシングの世界に密着。チームメイトとの戦いを制し、インターハイに臨んだ5人の結果は? そして、福岡監督の思いは?
(RKB毎日放送/原田容良)
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