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信頼される「伝え手」になるために

「ニュースセンターの松永アナウンサー、お願いします」。ラジオの前のリスナーさんにはいつもの呼びかけかもしれないが、ブースに1人でいる私にとっては鼓動が速くなる瞬間だ。

 

「はい、お伝えします」。この一言目で緊張を振り払い、力強くスタートダッシュを切れるかが勝負になる。デビューから約2カ月。マイクに向かうたび、ずっと夢だった仕事の第一歩を踏み出したと実感する。しかし理想通りにはいかず、伝える難しさと自身の未熟さに悩むことも多い。


配属1カ月で出演した初めてのバラエティー番組「ハカタの王様」も大きな挑戦だった。右も左もわからない中、収録はものすごい速さで進む。芸人さんのスピード感や短く的確なコメントに圧倒されながら、「ここでアナウンサーとして求められていることは何だろう」と深く悩んだ。

 

大学時代、こども食堂や児童養護施設でのボランティアや実習を通し、子どもの言動の裏にある切実な願いや声なき声に触れた。情報を届ける放送の世界に身を置いた今、一人一人の心の内や見過ごされがちな現実に光を当て、情報を届けられる伝え手になりたい。

 

これから出会うたくさんの「初めての仕事」にも全力で、楽しみ、悩み、もがきながらも成長し続けたい。


9月5日(土)毎日新聞掲載

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松永 鈴帆

RKBアナウンサー

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出身地:広島県生まれ大阪府大阪市育ち 誕生日:3月4日 趣味・特技 趣味:和太鼓、旅行(学生時代47都道府県達成しました!) 特技:ダンス(ジャズ・ブレイキンにも挑戦...)、クラシックバレエ、耳が動くこと、親指がかなり曲がる