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今週は「骨太の方針」と格闘する仲谷!

よなおしにわか倶楽部の水曜日。
今週は仲谷一志が頑張ります。
博多の無形民俗文化財、博多にわかで世相を斬りますバイ!

ご指導は、博多にわか振興会相談役の志岐らん梅さんです。
今週のお題は『岸田政権初の「骨太の方針」が閣議決定』

仲谷一志が作ったにわかです。
「岸田総理肝入りの『骨太の方針』が閣議決定されるごたぁね」
「何が『骨太』ね。あらぁ『骨抜き』たい。何回も修正されとるうちぃ、安倍さんやら、麻生さんやらの顔色ばうかごうてからくさ、岸田さんの影が薄うなっとる」
「岸田さんな、それでよかとね」
「もうすぐ参院選があるけん、党内の対立が表面化せんごと調整したとやけん、これが正しかろう」、
「また選挙の為ね。国民の生活はどげんなるとね。こげな方針間違うとりゃせんな!」
「間違うとりゃせんばい、こげんして決まっていくとが、正解(政界)!」


志岐らん梅さんの採点は
  風刺:3/4  構成:2.5/3  オチ:2.5/3  合計:8/10
講評は、
 今回から原作者の文面の添削は博多弁の修正だけにしました。原作を残すことも大事なのでそうさせていただきます。「麻生さんやらの顔色ばうかごうてからくさ、岸田さんの影が薄うなっとる」という批評まではいいのですが風刺表現としては弱いです。「さすがに岸田さんな聞く力ば持ってござあ」とほめると皮肉、風刺となります。最後の「「間違うとりゃせんばい、こげんして決まっていくとが、正解(政界)!」は風刺になっています。風刺表現は逆のことを言うといいです。構成は全体的に一貫した話になっていてすっきりしています。「骨太より骨抜きたい」は安部さん、麻生さんのあとに付けると効果的だと思います。先にきているので何が骨抜きかがぼんやりしています。オチは風刺が入り効果的な言い方になっています。ただ「正解(政界)」のオチは数が多いとも言えます。
「こげな方針間違うとりゃせんな!」「間違うとりゃせんばい」で聞く方が考えるのでオチが効果的です。全体的にすっきりしていいにわかだと思います。


志岐らん梅さんのお手本にわか
「政府ぁ骨太の方針ば閣議決定しとる。岸田首相も元首相の麻生さんやら安部さんに色々言われて、やおいかんばって、大事な数字ぁ明確ぃしてほしか。焦点の一つぃなっとる防衛費の扱いもNATOの加盟国がGDPの2%以上ば目標ぃしとるていう例ば示しとるだけたい。そんくらいのことぁ誰でちゃ分かっとる。まちっと具体的な金額の数字ば言うてほしか」 
「ああた、そげん、数字が気ぃなるとな?」
「そらぁ気ぃなるくさ。誰でちゃ心配しとる。猫もしゃくしも、これから夏ぃなったら出てくるやぶ蚊まで金額の数字ぁ大事て言おうや」
「なしてやぶ蚊がそこまで言うとな?」
「そらぁ人ば刺して、生き血ば吸い上ぐる、やぶ蚊のことじゃけん、数値(吸う血)ぁ大事て言う」


単なる言葉遊びじゃないのが、おもしろいところです。
来週もお楽しみに~。

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