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茶レンジ!日本のお茶文化を世界へ

去年、お茶業界の勢力図が変化した。産出額で50年以上トップに君臨してきた静岡県を鹿児島県が抜き、初めて首位に立ったのだ。
その後、再び静岡県が首位に返り咲いたものの、これまで知名度の低さに悩んできた鹿児島のお茶業界は沸いた。

大規模な茶栽培に取り組む会社の一つが「鹿児島堀口製茶」。茶摘み機や除草機械を自動化するなどスマート農業を推進し、環境保全片型の農法にも早くから取り組んできた。
活躍するのが、大型機械の数々だ。その名も「茶畑戦隊 茶レンジャー」。水と風で害虫を吹き飛ばす「ハリケーンキング」、雑草を蒸気で除草する「スチームバスターSL」など、5台のオリジナルマシンを運用。業界から注目を集めている。

新しい技術を積極的に取り入れているのが副社長の堀口大輔さん(39)。抹茶の需要が高まっている欧米への展開を視野にてん茶工場を新設するなど、海外展開にも着手。
「カクホリ」や「ティーエット」といった新ブランドも立ち上げ、茶作りを進化させてきた。

堀口さんの夢は、日本のお茶文化を世界に広めること。
去年は、食のオスカーとも呼ばれる国際コンテストで三つ星の金賞を受賞。世界からのお墨付きをもらった。夢は現実に近づいている。
取材先:鹿児島堀口製茶有限会社
住所:鹿児島県志布志市有明町蓬原758
担当者:堀口大輔さん
TEL:099-475-0931(代表)
HP:https://www.horiguchiseicha.com/

取材後記

あたり一面に広がる、美しいお茶畑。
今回の取材で訪れた4月は、新茶の収穫の最盛期とあって、いたるところで茶摘み機が動いていました。
その刈り取られたお茶の香りは爽やかな風に乗り、取材クルーのもとへ・・・

スタッフ「癒されるぅ~」。

お茶畑の景色と香りは、忙しさに追われる我々をほっこりとさせてくれたのでした。

鹿児島県は日本でも有数のお茶の産地。
取材をした志布志市も、県内で2位の生産量を誇るお茶の一大産地として知られています。

今回の主人公は、鹿児島堀口製茶の堀口大輔副社長(39)。クラウドを活用した収穫支援システムを取り入れるなど、最先端の技術を導入しています。中でも注目を集めているのが「茶畑戦隊 茶レンジャー」。
ネーミングはユニークですが、中身はホンモノ!!
水と風で害虫を吹き飛ばす「ハリケーンキング」に、足元の雑草を高圧蒸気にさらして枯らす「スチームバスターSL」など、5台のマシンが活躍している。

また、”お茶を食べられる”レストランもオープン。
さらには外国人スタッフを採用し、積極的に海外への販路拡大に取り組むなど、様々な角度からお茶の魅力を発信している。

大きなポテンシャルを秘めた鹿児島のお茶。
これからも多くの人々を癒してくれること、間違いありません。

皆さんも、「茶いっぺ、いかがですか?(お茶を一杯いかがですか)」。

(MBC南日本放送 / 上野祐助)

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