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兄弟卓球、世界へ

卓球で、東京パラリンピックを目指す兄弟が福岡市博多区にいた。
兄の立石アルファ裕一(ひろかず)選手(36)と、弟の立石イオタ良二(りょうじ)コーチ(35)だ。
アルファ選手には両足に障害がある。病名は、生まれながら脊椎の一部が形成されない「二分脊椎症」つま先の神経がない。
アルファ選手は、「立位クラス8」の選手として、現在日本一。
弟のイオタさんも健常者の卓球選手として活躍、全日本卓球選手権大会で7位の実力者。アルファ選手にとって、弟は一番の理解者であり、良き指導者なのだ。
気になるのは、2人の名前。ミドルネームは父親の武泰(たけやす)さんが世界で通用するようにとつけた。家族も2人を応援している。
アルファ選手がパラリンピックに出場するには、世界ランキングを15位まで上げる必要がある。国際大会の結果次第で4月までには決まるはずだった東京パラリンピックの出場権。しかし、新型コロナウィルスの影響で、全てが延期となってしまった。
アルファ選手にとって卓球は、障がい者スポーツであり、一生涯のスポーツ。
選手としてコーチとして本音でぶつかりあいながら世界を目指す兄弟の姿を追った。
(製作:RKB毎日放送 / 井上 八月)

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