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「米軍基地を東京へ」右翼女性の参院選

2022年第13回
制作:RBC琉球放送
ディレクター:今井 憲和

「沖縄の米軍基地を東京湾に引き取る」。ことし、参院選・東京選挙区に出馬した中村之菊さん(43)の公約だ。34人の候補者が6枠を争う東京選挙区で、中村さんは唯一“沖縄の基地負担軽減”を掲げている。

日本にある米軍専用施設の70%超が集中する広大な基地は、計画的な都市づくりや交通整備の支障になるだけでなく、ヘリコプターやオスプレイの墜落、部品落下など、“基地由来の事件事故”を頻発させている。
中村さんは18歳で右翼の世界に飛び込み、自ら独立して右翼団体を旗揚げした。彼女が右翼活動の柱の一つとして取り組んだのが“沖縄の基地問題”だった。

沖縄に頻繁に足を運ぶ中で、見えてきたのは…日米安保体制の名のもと、“本土が基地負担を沖縄に押し付け続ける”構図だった。
愛国を唄う“右翼”として見過ごせない―。右翼活動で変えられなかった、沖縄に対する“本土のまなざし”を変えたい。
孤軍奮闘する中村さんのはじめての選挙戦を追いかけた。

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