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次世代の家づくりは「メンパ」「ウェルパ」を意識しよう!

RKB住宅展

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従来の家づくりで重視されていた「コスパ」(コストパフォーマンス)や「タイパ」(タイムパフォーマンス)という考え方から、近年はさらに新しい考え方にシフトしてきているのをご存じでしょうか。そのキーワードは「メンパ」と「ウェルパ」。初めて耳にするという方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、「メンパ」「ウェルパ」の説明と家づくりに求められる価値観の変化、「メンパ」「ウェルパ」を意識した家づくりのポイントについて解説します。

「メンパ」「ウェルパ」ってなに?

メンパとは

「メンパ」とは「メンタルパフォーマンス」の略語で、精神的な豊かさやストレスからの解放を重視する考え方を指します。

できればストレスを上手に解消し、心が安定している状態で暮らしたいですよね。そこで生かされるのが「メンパ」の高い暮らし方。ストレスをため込みにくくリラックスしやすい環境の家で暮らすことで、毎日のパフォーマンスを高めようというのが狙いです。

ウェルパとは

「ウェルパ」とは「ウェルビーイングパフォーマンス」を略した言葉です。
ウェルビーイングとは、身体的かつ精神的、そして社会的に満たされた状態を指します。「メンパ」が主に精神的な安定を意識するのに対して、「ウェルパ」は心身にゆとりがある状態をつくることを目指すと考えると区別しやすいです。

家づくりと「メンパ」「ウェルパ」の関係

これまでの家づくりでは、「部屋数が多い」「収納が広い」「最新設備がある」といった機能面を重視する傾向がありました。一方で、機能の多さや高さより「暮らしの質」を求める考え方も広まりつつあります。
たとえば、家事動線が長い・複雑といった間取りだと毎日小さなストレスが積み重なりやすいですが、動線がスムーズで移動しやすい間取りなら、家事効率が高まって時間にも心にも余裕が生まれます。

また、閉塞感のある空間よりも、光や風を感じられる住まいのほうが、気持ちが前向きになりやすいですし、趣味を楽しめる場所が小さくても確保できると心の充足感につながります。
家は単に住む場所ではなく、日々のコンディションを整えて心身を安定させ、遊び心を感じる内装や屋内と屋外のつながりなど「余白」を楽しむ場所でもあるのです。

メンパやウェルパを意識した家づくりは、忙しい現代人にとって、心身をリセットする大切な居場所づくりとも言えるでしょう。

「メンパ」「ウェルパ」を意識した家づくりのポイント

では、「メンパ」「ウェルパ」を家づくりにどのように取り入れると快適性が高まるのでしょうか。3つのポイントを解説します。

ライフスタイルに合った自分軸の間取り

家づくりで大切なのは、自分たちに合った間取りを考えることです。

たとえば、家族との時間を大切にしたいなら、自然と集まりやすいLDK中心の設計が適していますし、在宅ワークがベースの働き方なら、仕事に集中できるワークスペースの確保が必須です。
家族構成も加味して、部屋数や各部屋の広さも家庭によって適したバランスがありますから、「一般的にはこうですよ」という情報を参考にしつつ、自分のライフスタイルに合うようアレンジしていくのがおすすめです。
趣味室やヌック、スキップフロアの一角など、自分を整えるための場所をつくるのもおすすめです。お気に入りの空間があるだけで、日々の満足度は確実に高まりますよ。

家事の時短化につながる設備・建材選び

毎日繰り返し続く家事は、形としては見えない負荷だけに積み重なると大きな負担に感じやすいものです。だからこそ、自分のための過ごす時間を捻出できる環境を整えるという視点で設備を選ぶことが重要です。

たとえばキッチンなら、食洗機や自動洗浄機能付きのレンジフード、軽い力でゆっくり締まるスローダウン扉付きの食器棚などを導入すると、調理作業が快適に進められます。玄関なら、スマートキー付き玄関ドアにすることで鍵を探す手間や閉め忘れの不安が軽減され、物理的な鍵に比べて防犯性を高めることも可能です。掃除のしやすさを考慮した内装材を選んでおくと、毎日の掃除が楽になりますね。

また、間取りと関連した時短化の計画も練っておきたいところ。ランドリールームを設けて「洗う・干す・しまう」を一か所で完結できるようにすれば、洗濯動線がスムーズです。キッチンとパントリー、玄関とファミリークローゼットを隣接させて物の出し入れの手間を短縮化する工夫も効果的です。
家事の負担が減って家族と過ごす時間や自分のための時間を確保できるようになると、心の余裕が生まれ、家で過ごす時間がより特別なものになるでしょう。

自然とつながる開放性

光や風、緑といった自然環境に触れる要素を取り入れた家は、心身の健康にもよい影響を与えます。
たとえば、大きな窓から自然光が入るリビングは、開放感がある上に気持ちも明るくなります。風通しを考慮した窓の配置にしておけば、室内環境を快適に保つだけでなく、季節の変化を感じるきっかけにもなるでしょう。リビングと床レベルを合わせたウッドデッキ、寝室に隣接したインナーバルコニー、中庭を中心とした間取りなど、家の内と外がゆるやかにつながる要素を取り入れるのもおすすめです。家の中にいながら外の空気を感じられるため、屋内だけでは得にくいリラックス効果が期待できますし、家族や来客とのコミュニケーションの質も変わるでしょう。

「メンパ」「ウェルパ」が高い空間づくりの方法として、自然を上手に生活空間に取り入れた設計を検討してみましょう。

まとめ

これからの家づくりでは、性能やデザインだけでなく、「その家でどんな気持ちで暮らせるか」がますます重要になります。「メンパ」や「ウェルパ」を意識すると、心身のコンディションを整え、目に見えない安定感を得られる場所として家づくりを進めることができます。

自分たちらしい心地よさを大切にしながら、毎日の暮らしをより豊かにする住環境を踏まえた家づくりを進めてみてくださいね。

WRITER
河野 由美子 二級建築士・インテリアコーディネーター・防災備蓄収納1級プランナー

住宅設備メーカーや住宅コンサルタント会社、大手ハウスメーカーでの勤務を経て独立。 日常の中に非日常を感じられる空間づくりをコンセプトとし、住宅やオフィス・医療施設・店舗などの設計およびインテリアコーディネートに携わっています。 建築インテリア関連記事の企画執筆や監修業務、研修講師、建築関連資格対策テキスト監修、工務店施工事例集ディレクションなどの実績も多数。

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