お歳暮商戦、百貨店の新たなチャレンジ!博多阪急と大丸福岡天神店に迫る
年末に向け、百貨店で賑わう売り場といえば“お歳暮コーナー”。販売初日からお客さんでいっぱいだ。コロナ禍でも自宅用ギフトの需要などで売り上げをキープする好調市場である。
今回は、これまでなかったギフト商品の開発に情熱を注ぐ2つの百貨店の戦いを追った!
今回は、これまでなかったギフト商品の開発に情熱を注ぐ2つの百貨店の戦いを追った!
博多阪急
2022年で開業11年を迎えた博多阪急。
お歳暮の定番といえば、ハムやビールをはじめ地元の名物から、最近では名店の味など種類も増えてきている。そんな中新たな挑戦として、「道の駅むなかた」の“鮮魚そのもの”をギフトにしようと考えた。取り引きしている漁港は4つ、漁船の数はおよそ130と、地元とのネットワークこそが道の駅むなかたの強みだ。
開店前には長い行列ができ、週末はおよそ1万人の買い物客で賑わう。そのお目当てはもちろん新鮮な魚だ。毎朝とれたての魚が店内に運ばれ、平均30種類の魚が並ぶ棚では、昼前には売り切れてしまう商品もある。
しかし、日持ちしない生の魚をどのようにしてギフトにするのか?答えはバックヤードにあった。瞬間冷凍の技術があるという。切り身を瞬間冷凍機に入れて待つこと15分、取り出すとカチカチの状態に。低温化したアルコールを使うことで、短時間で冷凍できるのだ。しかも細胞が壊されることなく冷凍前の品質が保たれ、さらにマイナス33度の環境では寄生虫が死滅し、食中毒防止にもなる。味も生のものと比べて遜色ないおいしさだ。
この瞬間冷凍技術で、博多阪急は宗像の魚をギフトにする!
お歳暮の定番といえば、ハムやビールをはじめ地元の名物から、最近では名店の味など種類も増えてきている。そんな中新たな挑戦として、「道の駅むなかた」の“鮮魚そのもの”をギフトにしようと考えた。取り引きしている漁港は4つ、漁船の数はおよそ130と、地元とのネットワークこそが道の駅むなかたの強みだ。
開店前には長い行列ができ、週末はおよそ1万人の買い物客で賑わう。そのお目当てはもちろん新鮮な魚だ。毎朝とれたての魚が店内に運ばれ、平均30種類の魚が並ぶ棚では、昼前には売り切れてしまう商品もある。
この瞬間冷凍技術で、博多阪急は宗像の魚をギフトにする!
大丸福岡天神店
2022年のお歳暮の目玉は、ずばり“野菜”だ。実は大丸福岡天神店では、“糸島野菜”の専門店「フリークスアンドコー イトシマ」を2021年、食料品売り場にオープンさせた。糸島ブランドの朝採れ野菜が評判となり、野菜好きが足繁く通う、今やメディア引っ張りだこの人気店となった。近年野菜にこだわる人が多くなっていることもあり、売れ行きは順調。そこで史上初となる“野菜ギフト”で勝負することに!
しかし野菜は生もの。でき具合はその時の天候などにも左右されるが、ギフトが成り立たないという心配はないのか?今回はその点も考慮し、アイテムの種類をあえてはじめから決めず、その時期に一番おいしい状態の野菜をおまかせで箱詰めするスタイルをとった。中身は届いてからのお楽しみというわけだ。
2つの百貨店のギフト革命!
博多阪急フード販売部・バイヤーの大渡瑞紀さんは「新しいところにチャレンジした達成感がある。いろいろ取り入れて多くのお客様に魚を楽しんでほしい」、
大丸福岡天神店・九州探検隊の角田栄一さんは「野菜は大丸しかやっていない。これで福岡全体、九州が盛り上がればいいと思っている」と話す。
お歳暮にかけた百貨店の熱い情熱!みなさんも感じてみてはいかがだろうか。
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