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「山屋御飴所」で飴づくり体験 ~ 松本市

松本市は飴の街。乾燥した気候が飴づくりに適しているし、近くで米がとれることと湧き水が豊富なことなどが理由として挙げられます。
現在でも、100年以上続く老舗の飴屋さん(飴専門店)が3軒も繁盛を続けてらっしゃるんです。
その中でも一番古くから飴を作っている「山屋御飴所」では、飴作り体験ができるんです。
山屋の創業は寛文12年。約350年前だそうで、徳川家綱が将軍だった頃ですって!
代表の太田喜久さんに案内と指導をしていただきました。

伝統の米飴(乳白色)をベースに、ピンクとブルーがストライプ状に入るカラーリングで、てまり飴と渦巻き飴を作っていきますよ~。

松本市役所観光温泉課の原素子さんと二人でチャレンジしたのですが…意外に難しい(汗)。
私、お餅やそば打ちのイメージを持っていましたが、もっと柔らかくて、もっと伸びがよくて、ほのあたたかい…。
「ひねらずに、ひも状になるよう回転させながら…」と、伸ばすよう言われたのに、なぜか激細部分が発生(汗)。

ベースの飴にバランスよく色飴を載せ(水で貼り付けます)…たのに、棒状に伸ばすところでストライプがうねりになり、全体の形もうねって「ひよひよ」した感じに形作られてしまいました(汗×2)。

「大丈夫。失敗はしないので」という太田代表の言葉にすがりながら、「球断機」という金属製の道具を使って棒状の飴をコロコロした玉状に切っていきます。

結構な重さのふた部分をかぶせてスライドさせるように動かしていくと、棒状の飴に切れ目の線がついていき、やがでコロコロの飴が出てきますが、動きを止めちゃうとぶつ切り状態になるだけでなく、飴がくっついてしまう!

てまり飴がコロコロ出てくると、もう嬉しくって、テンション上がりまくりです~。

さらに細く棒状に伸ばした飴を渦巻きにしたものにもチャレンジしたのですが、これまたなぜか色飴の部分が接着面にいってしまい、乳白色部分だけが表に出てしまった…。む、むずかしい。(写真は、太田さんのサポートでちょっとリカバリーできた…の図。)

思った以上に飴が伸びるのに、一度形を作るとそれで決まっちゃってやり直しがきかない!ちょっとへこんでいたら、太田さんが「まあ、できあがったものは、全て味のある飴になってますから(笑)」と、褒めにくい時の褒め言葉をくださいました。
そう、味は最高においしいのです。
伝統の米飴ですから。ちなみに米飴って多糖類で、体に吸収されにくい糖類なので、血糖値があがりにくいとか、ゆっくり体に入っていくので太りにくいとか言われているそうで、「健康的な甘味だと思います」と、太田さん。
懐かしいやさしい甘みがじんわり口に広がり、食べた後はすっきりするんですよ~。

なお、9月6日は『飴の日』です。
日本書紀に「神武天皇が、大和国を平定する際、天つ神を祀る時に飴を作って奉納した」という記述があり、その日付が9月6日なんだそうです。
松本の飴屋さんが中心になって、今年は9月5・6日(土・日)に『松本あめさんぽ2020』という催しを行います。
3密を避けたスタンプラリー式のイベントで、松本の城下町を散策しながら全国の飴のお買い物が楽しめますよ。
そして、毎年1月の第2土・日曜日は「あめ市」です~。

□ 山屋御飴所 →
https://www.yamaya-candy.com/
□ 松本あめさんぽ2020 →
https://peraichi.com/landing_pages/view/9-6amenohi/
□ 新まつもと物語 →
https://visitmatsumoto.com/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

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