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国宝・善光寺で写経 ~ 長野市

善光寺で、写経。できるんですよ~。場所は善光寺本坊「大勧進」。
善光寺は無宗派のお寺で、天台宗と浄土宗のお寺(宿坊)が協力して運営されているのですが、天台宗のほうの一番大きな=中心になるお寺(坊)が「大勧進」です。
善光寺の本堂に一番近いところになります。
大勧進の入り口からは、堀の蓮ごしに山門と本堂が見えるという、絶好の…もとい、ありがたいロケーションです。

大勧進の門をくぐって左側にある紫雲閣という建物が写経体験の会場です。

中はすごくきれい!背筋の伸びるような、そして心休まる居心地の良さ!ありがたいことに机といすで写経させてもらえます。

ご案内と指導は、善光寺本坊大勧進・参拝係の細野順諦さん。
やさしくて、美しい佇まいのお坊さんです~。「写経というのは、一度だけやるのも結構ですし、何度でもやっていただける仏教体験です」と、おっしゃってました。
最近大ブーム、を通り越して定番化した感のある御朱印ですが、もともとは写経したものをお寺に納めた証明書としてお寺から御朱印をお返ししていたものだった…という説も教わりました。

まずは、塗香といって粉のお香で手、体、体の内を清めます。
シナモンに似たようないい香りがします。そのあと、細野さんについて写経前のお経を唱えます。

文字を書くのに墨汁は使いません。
水と墨で墨滴を作ります。「心が落ち着くように墨を作ってください。
墨をする作法もお写経のひとつです」と、細野さん。
あわてて墨を動かす速度を落とした、粗忽者の中島でした。

一筆一筆思いを込めて丁寧に書けば、文字の良し悪しは気にしなくていい、とのアドバイス。
心強い。「ひとつの事に集中するようにすると、意外に雑念が払われます。
書くことに集中することで自然に心が落ち着いてくるというのも写経の一部です」と、細野さん。
かなり集中力に欠ける中島でも集中できましたし、字がお手本からずれちゃった時に聞こえる鳥の鳴き声に心が癒されたり。
あと、善光寺本堂から時を告げる鐘や、法要で瑠璃壇のお幕が上がる時の鐘の音などが聞こえてきて、すごく幸せな気持ちになれるんですよ~。

私は267文字の般若心経の写経を体験しました。
早い人で1時間くらい、遅い人で2時間弱くらいの所要時間です。
他にも100文字ないくらいの延命十句観音経や南無阿弥陀仏と6文字だけの体験もあるそうです。
できあがったら、お願い事と名前を書いて、大勧進に奉納することもできますし、持って帰ることも可能です。
やっぱり善光寺は、じっくり時間をとって、仏教の世界に浸りまくるのが正解!です。

□ 国宝・善光寺 →
https://www.zenkoji.jp/
□ 善光寺本坊大勧進 →
https://daikanjin.jp/
□ ながの観光コンベンションビューロー →
https://www.nagano-cvb.or.jp/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

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