【特集】きょうは喫茶店の日 珈琲でも飲みにいきませんか？

4月13日は東京・上野に日本初の喫茶店「可否茶館」が開業した日。
この記念すべき日に『九州喫茶案内』を執筆した小坂章子さんと一緒に福岡の“いい喫茶店” に出かけてその楽しみ方を教えてもらう。

●赤坂・珈琲美美（びみ）
「珈琲の神様」と呼ばれた故・森光宗男マスターが遺したお店。
１階の焙煎室に漂う珈琲豆の香りと、２階の喫茶室に流れるぜいたくな時間。
ここで味わうブレンドの中味が小坂さんに明日への活力を与えてくれるという。
階段を上ると、そこは日常を忘れさせてくれるような落ち着いた空気に満ちた喫茶室。
カウンター越しに店主・森光充子さんの笑顔と無駄のない手際が心地よい。
小坂さんが愛してやまない珈琲。
そして喫茶店に心酔するきっかけとなったある飲み物とは？

●珈琲美美/福岡市中央区赤坂2-6-27
・ブレンド珈琲 中味・・・550円
・冷たい美美風マザグラン・・・700円

●六本松・COFFEEMAN Roasting&Planning Café
味のある町並みを見ながら路地を入って・・・
珈琲豆を探求する店主・江口崇臣さん。
自家焙煎でお客さんそれぞれに合った最高の一杯を提供している。
焙煎の具合を数字で表して好みに近いものを選んで抽出する。

●COFFEEMAN Roasting&Planning Café/福岡市中央区六本松4-5-23
・6.4（ロクヨンブレンド）・・・500円
・3.8（ソフトブレンド）・・・500円

●北九州市八幡東区・あいろく
築８０年の古民家、扉を開けると、一気に昭和の思い出に包まれる琲琲屋。
趣味の古道具集めが高じてお店を開いた合六敢（あいろく・つよし）さんが、コツコツ収集した宝物に囲まれて、味わう珈琲と葛餅は日常を忘れさせてくれるに十分な魅力にあふれている。
まずはどこに座るか？
座るよりも、所狭しと並ぶ昭和の遺物たちを眺めているだけで時間を忘れてしまうかも。
最近は若い女性たちも目を輝かせてこのお店にやってくるとか・・・
昭和歌謡のレコードなどを聞きながら、コーヒーと手作りの葛餅を味わう。
小坂さんがこの店に感じるものは？

●あいろく/北九州市八幡東区八幡東区春の町5-2-3
・エチオピア・モカ・・・500円
・おうす（抹茶）・・・500円
・くずもち(吉野本葛と自家焙煎きな粉)・・・500円

☆九州喫茶案内・・・1,760円
小坂章子著（書肆侃侃房 刊）

●珈琲美美
問：（092）713-6024

●COFFEEMAN Roasting&Planning Café
問：（092）738-7051

●あいろく
問：090-5936-8344