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世界シェアトップの秘密~エンジニアたちの挑戦~

鹿児島県南さつま市にある電気機械器具メーカー「エルム」。
 
従業員の8割以上がエンジニアというこの開発集団を率いる宮原隆和社長は、まだ、レンタルメディアの主流がビデオテープだった時代に「いずれDVDが取って代わる。客の手に渡ったDVDは傷が付く。それを修復する機械が必要になる」と予測。世界初の光ディスク自動修復装置を作り上げた。そして、アメリカの展示会を足がかりに、現在、世界37カ国で使われている。世界シェアは95%を誇り、世界中で、毎日20万枚以上のディスク修復を可能にした。
 
宮原社長が今狙うのは「0.1%の市場」。それは、大手が目を付けていない分野にターゲットを絞り込み、オンリーワンになろうというものだ。
 
高額だった地元の電照菊農家の電気代コストを減らすために開発した、国内初の赤い光を発する電照菊栽培用のLED電球。そして、大手メーカーも成しえなかったLEDのスムーズで安定的な調光。「オリジナルの商品を作り続ける会社でありたい」と語る宮原隆和社長。
 
独自の視点で、ゼロからの「ものづくり」にこだわるエンジニア集団の挑戦を描く。

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