熊本県玉名市にあるナルセ機材。従業員数10人の小さな町工場だが顧客の要望に応え、様々な産業機械を開発。養殖のりの摘み取り機では全国トップシェアを誇る。
様々な商品を発明してきた社長の鳴瀬益幸さん(76)。その鳴瀬さんが20年前から取り組んでいるのが、自動車のブレーキとアクセルの踏み間違いを無くす画期的なペダルの開発だ。
オートマチック車のペダル踏み間違いが原因で起こる事故は、年間7000件。時に歩行者も巻き込み、痛ましい事故に発展する。自身も2度、暴走を経験し、今でもそれを夢でみてうなされるという。このような事故を減らしたいと、開発を進めてきたのが「ワンペダル」だ。文字通りペダルは1枚だけ。踏むとブレーキ、右側面についたレバーを横に動かせばアクセルと、違う動きが必要なので、動作を誤る可能性はほとんどない。
日米欧の7カ国で特許を取得し、「New York Times」で紹介されるなど注目を集めている。自動車業界で大きな力を持つアメリカでの論文発表に向けて、この秋、世界で初めてとなる実車による暴走実験を行う予定だ。
76歳になった今なお現役、全国各地を飛び回るパワフルな鳴瀬さんの普及にかける熱い思いに迫る。
様々な商品を発明してきた社長の鳴瀬益幸さん(76)。その鳴瀬さんが20年前から取り組んでいるのが、自動車のブレーキとアクセルの踏み間違いを無くす画期的なペダルの開発だ。
オートマチック車のペダル踏み間違いが原因で起こる事故は、年間7000件。時に歩行者も巻き込み、痛ましい事故に発展する。自身も2度、暴走を経験し、今でもそれを夢でみてうなされるという。このような事故を減らしたいと、開発を進めてきたのが「ワンペダル」だ。文字通りペダルは1枚だけ。踏むとブレーキ、右側面についたレバーを横に動かせばアクセルと、違う動きが必要なので、動作を誤る可能性はほとんどない。
日米欧の7カ国で特許を取得し、「New York Times」で紹介されるなど注目を集めている。自動車業界で大きな力を持つアメリカでの論文発表に向けて、この秋、世界で初めてとなる実車による暴走実験を行う予定だ。
76歳になった今なお現役、全国各地を飛び回るパワフルな鳴瀬さんの普及にかける熱い思いに迫る。
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