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闘茶!星野は茶のまほろば

ワインに「ソムリエ」がいるように日本茶の種類や善し悪しを鋭い感覚と深い知識で判別できる「茶師」がいる。
その最高位、茶師十段を持つのが福岡県八女市星野村の星野製茶園の山口真也さん(36)。山口さんは闘茶全国大会(全国茶審査技術競技大会)で3度の優勝を成し遂げている。
今年の大会では、福岡チームとして悲願の初優勝を目指す。

山口さんが暮らす星野村の人口はわずか3000人ほどの自然豊かな山村だ。
階段状の棚田や茶畑が広がり、花公園では春にシャクナゲ、秋にダリアが咲き誇る。
八女茶はもちろん、特に高級玉露の日本一の産地として何度も表彰されている。
また、村にある平和の塔では、人類に初めて落とされた広島の原爆の火が、世界で唯一、今も平和の願いを込めて燃え続けている。

夏には、茶の文化館で「平和への祈り」をテーマに、手嶌葵さんとボストン室内管弦楽団のコンサートがボランティアや村人達の協力のもと開かれた。
星野村は茶を通して世界に誇る「まほろば」(素晴らしい所)になっていることを紹介。

<取材先データ>
星野製茶園
担当者:山口真也(茶師十段)
福岡県八女市星野村8136-1
電話:0943-52-3151
HP:https://www.hoshitea.com/

取材後記

星野村は気候風土に恵まれ高級玉露の生産地として有名です。 過去、何人もの日本一(農林水産大臣賞)の生産者を輩出しています。
しかしそれだけではなく茶の精製や販売を行っている星野製茶園の山口真也さんは通称、闘茶というお茶の審査技術を競う全国大会で3度も個人戦で日本一をとり最高位の茶師十段に認定されていることを知ったのが取材のきっかけでした。何度も星野村に通う内に、美しいのは山の斜面を切り開いた茶畑や棚田、星空、花公園だけでなく、災害復興ボランティアが県外から多く集まるなど星野村や村人自体に不思議な魅力があることがわかってきました。

62年の伝統を持つ闘茶全国大会の団体戦はほとんど静岡チームが優勝しています。福岡チームはエース山口さんを中心に悲願の初優勝をめざしましたが結果は・・・ 番組で

担当:RKB毎日放送  山田 尚

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