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進化する超高級マヨ

ビジネス
鹿児島県曽於市にあるサテライツ株式会社が製造している超高級マヨネーズ「陸の孤島マヨネーズ」。
70gの小瓶に入って700円!グラムあたりの価格は一般的なマヨネーズの10倍以上。 販売当初につけられたキャッチコピーは世界一高いマヨネーズだ。

「陸の孤島マヨネーズ」がこれほど高価な理由は原材料にこだわっているため。
特にマヨネーズの7割を占める油は菜種油、椿油、落花生油、オリーブオイルの 4種類を独自でブレンド。味を左右する卵は自社農場で放し飼いにされている ニワトリが産んだ卵を使っている。 6年前の販売当初は月に10個ほどしか売れなかった「陸の孤島マヨネーズ」だが、 様々な賞を受賞したこともあり徐々に人気に。今では月に600個売れることもあるという。

ふるさと納税の返礼品にも選ばれ、曽於市を代表する特産品となった。 そんな「陸の孤島マヨネーズ」にさらなる美味しさを求め、川原社長は改良を行った。
そこで目をつけたのはある食品加工技術と曽於市の人と土地を活かした養鶏方法。超高級マヨネーズの進化を追う。

<取材先データ>
会社名:サテライツ株式会社
担当者:代表取締役 川原嵩信さん
住所:〒899-8601鹿児島県曽於市末吉町岩崎6795-4
TEL :080-5206-7706
HP:http://satellitesinc.jp/
会社名:村山製油株式会社
担当者:代表取締役 村山博隆さん
住所:鹿児島県肝属郡東串良町岩弘2640-1
電話:0120-50-2570
HP:http://www.murayama-seiyu.com/

取材後記

「陸の孤島マヨネーズ」を知ったきっかけは鹿児島の特産品を紹介する小さな新聞記事でした。
その中には「世界一高いマヨネーズ」という文字。そんなマヨネーズが鹿児島にあったとは知りませんでした。

曽於市へ向かうと、出迎えてくれたのは川原さんと放し飼いのニワトリ。
農場は民家のすぐそば、エサの草はご近所さんが持ってきてくれる、ニワトリはご近所さんの庭を借りて世話をしてもらう。
そんな話を聞いて、「世界一高いマヨネーズ」は地域のコミュニティで作るマヨネーズなのだと実感。
このギャップがおもしろいなと感じました。
取材中も困ったことがあるとご近所さんに相談に行く川原さん。
Iターンの川原さんと地域の人との関係があるから「陸の孤島マヨネーズ」はできたのだと思います。

今はあわせて50羽ほどのニワトリですが、今後ご近所で1000羽以上に増やす計画。
マヨネーズに加えて、卵単体での販売ももうすぐ始まります。
他にも曽於市のお菓子屋さんやパン屋さんとのコラボも考えているそう。 川原さんの取り組みはこれからさらに広がっていきます。
担当:MBC南日本放送 池田 佳史郎

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