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サンふじの季節になりました ~ JA全農長野

暮らし
おいしいりんご「サンふじ」の季節です。長野県では、シーズン入りのタイミングでもある11月22日を「いい・ふじ・の日」として、「長野県りんごの日」に制定しています。

JA全農長野・福岡販売事務所の久保田浩貴さんも「客観的に見ても最も人気があるし、最もおいしいりんごだと思います。糖度があって、酸味もあって、蜜もある。切った時に美しいし、これぞりんごの王様。」と、おっしゃいます。

昨今人気のりんごの切り方が「スターカット」。りんごを置いて、水平方向に輪切りにしていきます。すると輪切りの中央部分に芯と種が出てくるのですが、その形がお星さまのようなんです。で、スターカット。さらに久保田さん曰く「輪切りの厚みを1cmくらいに切ると、蜜の部分が透けるんです。光にかざすときれいに透ける。インスタグラムなどへのそういった写真の投稿がすごく多いんですよ。」と。

みんなが食いつく「サンふじ」の蜜。実は、蜜と呼ばれている部分そのものは甘くないんですよ~。あれ、「細胞膜から糖がはみ出して細胞壁まで入り込んでいる状態」で、水分が充填されてるような状態なのです。だから、透けるんです。でも「蜜状のものが発生しているということは、ほかの果肉の部分がしっかり甘い状態になっているという証なのです」と、久保田さん。つまり蜜=おいしい&甘いよ!のお知らせランプが点灯していると思ってもらえばいいのではないでしょうか。気になる方は、一度、蜜の部分だけほじって食べてみてください(笑)。

「ふじ」は実が小さい時から袋をかけて栽培し、「さあ」っていうタイミングで袋を一斉に取り、一気に紫外線を浴びせて一気に赤い色にしていくんだそう。刷毛で赤を塗ったような赤!っていう赤色になるのが特徴です。一方「サンふじ」は、実に袋をかけずに育てます。だから生育中、雨が当たって水滴がついても紫外線を浴びるし、きれいな塗ったような赤色にはなりません。水滴の跡だったりもつくんだそう。それが「サンふじ」の表情豊かと言われる赤色で、きれいな縞模様が出るんだそうです。「濃淡がほんとにきれいで、水彩画みたい。そこに農家さんはこだわってたりするんです」と、久保田さん。

しっかり陽が当たるように、一個ずつ玉回しされながら赤く染まっていく「サンふじ」たち。おいしいサンふじの見分け方は…「おしり」だそうです。「しっかり赤く色づいたもの」を選ぶこと。そして、「表面が少しごつごつと凹凸があるもの」だそう。例えると、発泡スチロールの表面のようなポツポツした凸凹があるもの。お店の照明に当てて見て、表面がツルツルして反射するものよりゴツゴツがわかる感じのものを選ぶのがいいんですってよ~。目からウロコ落ちまくりです。「こんなこと言ったら長野県では『オラちのは違う』とかって反論されるかもしれないけど、ここは九州なので、遠慮なく言っちゃいます!」と、久保田さん。いえ、もう久保田先生とお呼びしたい。
お店で長野県産「サンふじ」、買ってもりもり食べましょう。そしてできれば、飛行機でひとっ飛びして、信州でも食べてみてください!

□ JA全農長野 →  https://www.nn.zennoh.or.jp/ □ 長野県公式観光サイト →  https://www.go-nagano.net/ □ 信州まつもと空港地元利用 →  https://www.matsumoto-trip.com/airport-arrival/

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