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2%を救う浄水装置

国内の水道普及率は98%。今なお水道の恩恵を受けられない2%の人々を救おうと、画期的な浄水装置が開発された。特長は、持ち運び可能な小型サイズで、1日の最大処理量によって、4種類あり高さはどれも2mほどの円柱形。

その為、仮に設置した場所で水が枯れたり、住民がいなくなったりすれば移動ができ、災害時には避難場所での活躍も期待されている。また、洗浄して繰り返し使用できる天然鉱石を使っている。その天然鉱石、ミヤマストーンの細かい穴で、河川水や湧き水の汚れを取り除いて水質基準を満たした飲料水にする。

一般的にろ過材やメンテナンスで定期的に費用がかかるが、なるべくランニングコストを抑え、かつ、安心な水を供給することを第一とし、ろ過材を定期的に洗えるように特許技術の真空逆流洗浄技術を施した。そうすることで、メンテナンスやろ過材を変えることなく長時間安定したろ過性能を維持できる。開発した大協株式会社の横山勝一さん(63歳)は、水道設備に不安を抱えているアジア諸国へも発信したいと考えている。わずか2%を救うために始まった小さな水処理装置が生んだ、大きな技術開発の波紋を追う。

■取材先
会社名:大協株式会社
担当者:横山勝一 代表取締役
住 所:鹿児島県鹿児島市春山町461番地
電 話:099-278-7650
HP:http://www.mizu-daikyo.jp

取材後記


「水」の大切さを改めて感じる取材となりました。

とっても研究熱心な横山社長。
謎に直面したら、解明するまでとことん考えるんだとか。
人生の中で「あといくつ謎を解くことができるのか楽しみ」とおっしゃられていました。

横山社長から生まれる技術が、世界へ発信される日もそう遠くはないかもしれません。
担当:MBC南日本放送 富 裕亮

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