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メイドインさつまの胡蝶蘭

冠婚葬祭や落成式などの場に欠かせない「胡蝶蘭」。「幸運が飛んでくる」という花言葉をもち祝いの場に華やかさを添える。その胡蝶蘭の切り花生産量日本一を誇るのが、鹿児島県さつま町の「日野洋蘭園」だ。

元々は東京の日野市で創業したが生産量拡大のため30年前にさつま町に移転。現在約50種類の胡蝶蘭に加え、アイビーなどの葉物も生産している。
日本一の生産量を支えるのは独自の生産体制。台湾から輸入した苗を使い1年かけて株を作る。時間をかけて作った苗は大きく美しい花を咲かせ、また花が長持ちする。
この生産量と花の質を保つため独自のシステムを導入。胡蝶蘭ひと株ひと株にQRコードを付け栽培管理を行うことで数か月先の出荷可能数まで分かるため販売計画も立てやすくなった。

現在商品管理と開発に携わる社員は19名で平均年齢は30歳。入社9年目の小川明日美さん(27)は熊本の農業高校を卒業後、花き分野の就職先を探しこの会社を見つけた。現在はオーキッド事業部の主任として胡蝶蘭の栽培の流れを管理する。若い社員同士協力し、常に新しい品種の大量栽培にも挑戦。鹿児島から全国へ、日本一の切り花胡蝶蘭の生産現場を紹介する。
■取材先
会社名:日野洋蘭園
担当者:小川明日美さん
住所:鹿児島県薩摩郡さつま町中津川7741
電話:0996-31-6006
FAX:0996-57-1658
HP:http://www.hinoyouran.co.jp

取材後記

日野洋蘭園は、東京の日野市で創業。およそ30年前に生産量拡大のためさつま町に移転してきました。胡蝶蘭の切り花生産量は日本一。どんな注文にも応えられるよう、育てている品種は60種類を超えます。

今回は胡蝶蘭をメインに取り上げましたが、実は、スマイラックスなどの切り葉の生産にも同じくらい力を入れています。なかでもアイビーは生産量日本一。染め胡蝶蘭のように、ピンクやオレンジなど、色をつけたアイビーもかわいくてとても人気です。葉物も常に新しい品種を試作、導入しています。

胡蝶蘭担当の小川さんは現在、香り付きの胡蝶蘭を試作中だそう。販売が始まった新品種などインスタグラムにアップされているので、ぜひチェックしてみてください!

担当:MBC南日本放送 江藤智恵

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