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私は食肉エジソン!機械メーカーの挑戦

ビジネス
畜産が盛んな鹿児島県の曽於市にある機械メーカー・マトヤ技研工業。創業35年。他にはない発想で、これまで40種類以上の食肉処理用の機械を開発し、 国内トップシェアの製品も多い。
長年の経験が必要とされ、手間のかかる食肉処理の作業も、マトヤ技研工業の機械なら、飛躍的なスピードアップが可能になるという。

製品開発の鍵を握るのは、益留福一社長(72)。関西の電機メーカーで機械設計に携わったのち、ふるさと鹿児島で会社を立ち上げた。各地の食肉会社を訪ねては現場の「困りごと」に耳を傾けてきた福留社長。そのひらめきが、便利な機械を生み出してきた。製品は海外からも注目され、中国、韓国、アメリカなど15か国に輸出されている。

鹿児島から全国、そして世界へ。食肉処理の現場を支えるマトヤ技研工業の独自の機械はどのようにして生み出されるのか?益留社長のアイデアや、効率的な食肉処理の舞台裏に迫る。
■取材先
会社名:マトヤ技研工業
住所:〒899-8608 鹿児島県曽於市末吉町南之郷
電話:0986-76-0018
HP:https://www.matoya.com

取材後記

「本当にここで世界に通用する機械がつくられているの?」。カメラマンとこんな会話を交わしたのは、畑の中の工場を初めて訪ねた時のこと。楽しみ半分、不安半分で取材を進めていくうち、そんなイメージは見事に覆されました。

ユニークな製品名に笑ったり、開発者の熱い思いに感動したり。何げない「ひらめき」を機械というかたちにするためには、高い技術力が欠かせないことは言うまでもありません。

「いい製品をつくれば世界に通用する」と話すスタッフ。世界中の人々の食卓を支える製品が鹿児島から羽ばたく日を想像すると、ますます夢は膨らみます。

担当:MBC南日本放送 池田 由紀子

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