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ステンレスで“あったらいいな”を形に

キラキラ輝くバラと胡蝶蘭、さらには魚に折り鶴。実はそれらすべてをステンレスで作る会社がある。それは福岡県古賀市にある「ナダヨシ」。
ステンレス加工技術の世界的コンテストで17年連続入賞している技術により、バラや胡蝶蘭の花は自然なものと同様になめらかに湾曲し、細い枝もしなやかな曲線を描く。

創業42年目を迎えるナダヨシは“素人の自由な発想を玄人の技術で形にする”をモットーに製品作りにチャレンジしている。神社のおみくじ掛けや超音波振動に耐えられる洗浄シンクが欲しいと言われれば、まずは作ってみる。

ナダヨシの強みは切断、溶接、研磨するまですべての工程を高い技術でできること。すべての工程を終えると溶接部分は、もともと2枚の板であったとは思えないような見栄えとなるのだ。ナダヨシ製品をパーツの一部に使用している世界的なトラック製造会社、矢野特殊自動車によると「矢野クオリティはナダヨシによって保たれている」と言われるほど各方面から評価は高い。

リーマンショックで会社が立ち行かなくなった時期も社員が休まずに技術を磨いたことにより、技術コンテストで最高賞を受賞し企業の成長につなげたという歴史も合わせて紹介。

取材先:(株)ナダヨシ
住所:福岡県古賀市青柳194
電話:092-944-4755

取材後記

ステンレス製のバラや胡蝶蘭。そう聞いてどんなモノなのかを想像できる方はいるでしょうか?私は今までステンレス製の花など考えもしたことがなかったので、初めて目にしたときは美しさに言葉を失いました。同時にどうしてこんなことができるの!?という驚きも。

取材に伺ったのは福岡県古賀市にある「(株)ナダヨシ」。植木社長に話を聞けば聞くほど、目の前の作品が当たり前に存在していることに感動を覚えました。バラは20本ほどで1つの花束になっているのですが、全ての花びらは自然な形を再現するためにひとつひとつ手で曲げられています。
つまり1つとして同じものがなく、まさに自然の花そのものです。花の他にも、板金加工のオリンピックと言われる世界的なコンテストに17年連続で入賞を続けるナダヨシには様々な作品があります。

保育園からオーダーを受けて作ったという手洗いシンクは、なぜ硬いステンレスがこんな曲がり方しているの?と驚かされたり、お節料理の容器はいろんな種類の料理を入れるためにある20個のくぼみがすべて溶接されていることを知り、その作業を想像して途方に暮れてしまったりと、技術力とイメージを実現させる執念に慄きました。

見るからに複雑なものばかりではありません。実は、日常の風景にはキッチンのシンクやバス停や時計台などステンレス製の物があふれています。これらもきっと簡単にできるものではないはずです。何気なく見えても、よく見て考えてみるとそこにはモノづくり企業のこだわりや技術が詰まっています。これからはそんなところに注目しながら生活してみると楽しいかもしれませんね。

(RKB毎日放送 /松井 聡史)

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